横河電機がデジタルソリューション強化のためにSemantumへの出資を拡大
横河電機株式会社(東京都武蔵野市、社長:重野 邦正)は、フィンランドに本社を置くソフトウェア開発企業Semantum Oy(セマンタム)に対する出資を拡大しました。Semantumは、産業用プラントにおけるデータモデリングやシミュレーション、最適化、エンジニアリング自動化を扱う企業であり、今回の増資によって同社は横河電機の関連会社となります。
Semantumとの初期の関係
横河電機は2019年に初めてSemantumに出資し、以降両社の協力関係は深まっています。特に、共同開発した「OpreX Data Model Broker」は注目の製品です。このシステムは、AIを活用したオントロジー技術を使用して、プラント設計や関連システム内のデータの整合性を自動的に検証することができます。このツールの開発により、プラントデータの管理が一層効率的になることが期待されます。
出資拡大の意義
今回の出資拡大により、横河電機はSemantumのソフトウェア開発の専門知識を活用し、デジタルツイン技術とセマンティックデータモデリングの技術をさらに向上させていく計画です。これにより、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実行力を強化し、幅広い顧客により高品質なデジタルソリューションを提供できるようになります。
Semantumは近年急成長しているデジタル化とシステムシミュレーションの市場に新たに挑み、地域展開と市場拡大を加速させる意向を持っています。これは横河電機が目指すデジタルポートフォリオの強化に繋がる重要なステップです。
企業からのメッセージ
横河電機の執行役常務兼デジタルソリューション統括本部長の竹岡一彦氏は、次のように述べています。「SemantumがYOKOGAWAグループの一員として加わることを非常に嬉しく思っています。両社の関係を更に深化させ、Semantumの優れた技術をOpreXソリューションに最大限活かし、お客様の業務効率を向上させていきます。」
一方、SemantumのマネージングディレクターであるAntti Villberg氏は、「YOKOGAWAグループの一員となることは、我々にとって新たな可能性を拓く素晴らしい機会です。両社の協力により、Semantumは事業をグローバルに拡大し、エンジニアリング業務の自動化やデジタルツインソリューションなど、革新的なサービスを多くの顧客に提供していきます」と語っています。
Semantumの概要
- - マネージングディレクター: Antti Villberg
- - 本社所在地: フィンランド、エスポー
- - 設立年: 2007年
- - 横河電機の出資比率: 34%
- - 事業内容: モデリング、シミュレーション、最適化、エンジニアリング自動化向けのデジタルソリューション及びサービス
- - ホームページURL: Semantum公式サイト
横河電機は、この提携を通じて新たなビジネスチャンスを生み出し、業界におけるリーダーシップを強化していくことでしょう。