新しい紙パッケージ
2024-12-17 10:42:26

テンタックが発売したフィルムを使わない新しい紙パッケージ「Filmless」

テンタックが挑戦する新たなパッケージの形



最近、プラスチック使用の抑制が求められる中、テンタック株式会社が革新的な製品「Filmless」を発表しました。これはフィルムを一切使用せず、紙素材を活かしたパッケージです。フィルムを使うことでプラスチックの使用量を大幅に削減し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

フィルムから紙への移行



これまで多くの製品でプラスチックパッケージが使われ、コスト面や強度の利点から長年にわたって重宝されてきました。しかし、環境問題が叫ばれる現代において、プラスチックの削減が急務となりつつあります。そこでテンタックが注目したのが紙製パッケージです。プラスチックに代わる新しい選択肢としての紙は、その自然な風合いや加工のしやすさでも注目されています。

試行錯誤の開発プロセス



製品化に向けては多くの試行錯誤が伴いました。紙製パッケージはその強度の面で課題があり、動かす際にはしっかりとした安定感が求められます。テンタックは、サステナブルなアイデアが広まる前からこの課題に挑み続けてきました。長く絡み合う繊維特性の紙と、最適な糊の選定を重ねることで、強度があり、フィルムを使わない新しいパッケージの実現を果たしました。

環境への配慮とこだわり



Filmlessの大きな特徴の一つは、製品にファスナーを搭載し、その素材にPLA(ポリ乳酸)を選んでいる点です。PLAはトウモロコシやサトウキビ由来の生分解性プラスチックで、土に還る性質を持っています。この選択は地球に優しいパッケージングを実現するためのもので、環境への強い配慮が込められています。ファスナー材の選定から製品設計に至るまで、地球環境を考えた結果がこの製品に現れています。

厳格な品質検査



Filmlessは、安全性にも配慮されています。主な検査項目には、感官検査をはじめとして、移行量や重金属、蛍光物質、ホルムアルデヒドといった有害物質の testingが行われ、すべての項目で合格という結果が出ています。特に、微生物指標においても大腸菌やサルモネラ菌が不検出となるなど、食品接触材料としての安全性も確認済みです。

会社情報と今後の展望



テンタック株式会社の本社は東京都墨田区に位置し、1962年に設立されました。衣料副資材の製造・販売を行う他、環境に優しい製品提供へと変革を図っています。今後も持続可能性を追求した製品の開発に貢献していく構えです。彼らの挑戦は、環境問題への意識を高めることに寄与することでしょう。

この記事を通じて、テンタックの新しい取り組みが、読者の皆様にとっても興味深く感じていただければ幸いです。


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会社情報

会社名
テンタック株式会社
住所
東京都墨田区両国4-9-7
電話番号
03-5369-2121

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