SECAI MARCHEが東南アジアを席巻するあり方
2019年に設立された株式会社SECAI MARCHEは、生産者と消費者を直接結ぶことを目指した産直ECプラットフォームです。近年、東南アジア市場での成長が著しく、特にマレーシア・クアラルンプールでは、実に90%以上という圧倒的なシェアを獲得しています。その成長を加速させるために、総額9.1億円の資金調達が行われました。
資金調達の行方
今回のシリーズAラウンドでは、ヤマトホールディングスやNIPPON EXPRESSホールディングスなどから資金提供を受けました。調達した資金は、主に以下の3つの分野に使われる計画です。
1.
物流・コールドチェーン網の拡充
東南アジアの主要都市における物流拠点の強化へ。「低廃棄」「高鮮度」を実現するための温度管理型配送網の整備を進めます。
2.
サプライチェーンシステムの高度化
生産者と需要側をリアルタイムでつなぐシステムの構築や、データを活用した需給予測と在庫管理の最適化を行います。
3.
プロダクト・サービスの拡張
青果や水産物だけでなく、畜産物や加工品の取り扱いを増やし、日本の食品を輸出するプラットフォームとしての機能も強化します。
生鮮食品市場での存在感
SECAI MARCHEが目指すのは、農業と食の新たな未来です。生産者は受注情報をリアルタイムで把握でき、安定した収入が得られる一方、消費者は高品質な食材を効率的に入手できるという、双方向にメリットのある仕組みを提供しています。これにより、流通の透明性が向上し、食品ロスの削減にも寄与しています。
このような取り組みを通じて、持続可能な農業を支援し、地域社会に貢献する姿勢が、投資家たちに大きな期待を寄せさせています。特にヤマトホールディングスの斉藤泰裕氏は、「アジアの農家と消費者を直接結ぶビジネスモデルは持続可能な社会の実現に寄与する」とし、CVCとしても同社と様々なシナジーを生み出せる可能性を語っています。
今後の成長戦略
SECAI MARCHEは、今後も「GROWTH FOR EVERYONE」をミッションとして掲げ、新たな流通の形を提供していく方針です。この活動によって、東南アジアだけでなく、世界中の消費者と生産者をより近づけ、より良い食品環境を実現していくことでしょう。
この成長の波に乗るべく、同社では人材を広く募集しています。日本と海外での事業展開に興味がある方は、彼らの公式サイト上で詳細を確認することができます。今後の展開に目が離せません。