株式会社ヤプリが提供するアプリプラットフォーム「Yappli」は、福岡市の「天神地下街」を運営する福岡地下街開発株式会社のために、新たなポイントアプリの開発を支援しました。この新しいアプリは、従来のプラスチック製ポイントカードをデジタル化したもので、名前は「てんちかポイントアプリ」と名付けられています。
新アプリ導入の背景
天神地下街は14のエリアで構成され、多くの買い物客が訪れる人気スポットです。これまで、来店者にはプラスチック型カードの「てんちかポイントカード」を通じたポイントサービスが提供されており、モバイル版のアプリも存在していましたが、今後はYappliのプラットフォームを活用して、新たなアプリを導入することになりました。
2024年11月より、ポイントカードの機能が「てんちかポイントアプリ」に統合される予定で、事前に発表されている通り、2025年3月には全サービスを終了することが計画されています。これにより、利用者はより便利にポイントを管理し、特典を享受できるようになるのです。
アプリの主な機能
「てんちかポイントアプリ」では、ユーザーがポイント残高や会員番号のバーコードをアプリ内で確認できる「ポイントカード機能」が搭載されます。そして、プッシュ通知機能を通じて、個々のユーザーのライフスタイルに合ったお知らせを直接スマートフォンに送信できる能力も持っています。これにより、集客や情報発信の効果が高まります。
楽しめるコンテンツ
さらに、アプリには「ランダム機能」や「フォトフレーム機能」など、思わずアプリを開いて楽しみたくなるコンテンツが豊富に用意されています。ランダム機能では抽選やおみくじなどのゲーム性のある要素が提供され、フォトフレーム機能を利用すると地元の名所と一緒に写真を撮ることもできます。これにより、アプリの利用頻度が高まることでしょう。
利便性向上
アプリでは、天神地下街の地図も簡単に閲覧でき、利用者は現在地から目的の店までのルートを探すことが可能です。特に観光客にも優しい設計がなされており、エレベーターやエスカレーターの位置を事前に確認することで、よりスムーズに地下街を移動できます。
地域発展への貢献
福岡地下街開発株式会社の森高氏は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、このアプリの導入がさらなる価値や利便性の向上につながることを確信しています。天神地区では「天神ビックバン」という官民連携のまちづくりが進行中で、利用者のさらなる増加が予想されています。ヤプリは、この新たなアプリを通じて、天神地下街の活性化を長期的に支援していく方針です。
まとめ
すでにアプリの累計ダウンロード数は、公開からわずか一週間で従来のモバイルアプリの1.5倍に達しており、今後の成長が期待されています。ヤプリによる「てんちかポイントアプリ」は、これからも多くの来店者に便利で楽しい体験を提供してくれることでしょう。