ハイレックス株主提案
2025-12-15 16:17:52

ハイレックスコーポレーション、株主提案で新たな配当政策を議論へ

ハイレックスコーポレーション、株主提案の全貌



ハイレックスコーポレーション(7279)は、2025年12月15日をもって株主提案を受けて新たな事業方針を模索しています。提案を行ったのはカタリスト投資顧問株式会社。彼らは、自社の投資助言を通じて、株主価値の向上を目的としたエンゲージメント活動を行っています。

提案の内容


提案の中心となるのは、2026年1月に開催される第82期定時株主総会において、剰余金の処分に関する議案です。この議案では、年間の配当金総額を純資産の5%相当とする内容が掲げられています。具体的には、1株あたり208円を基本として、株主に対し配当金を支払うことが提案されています。

配当増額の意義


これまでのハイレックスは、市場シェア重視の経営方針を採っていましたが、現在は収益性重視の経営へシフトしています。この転換により、長期的な利益の最大化を目指す姿勢が明確になってきました。特に、寺浦太郎代表取締役社長のリーダーシップのもとで進んでいる抜本的な構造改革が奏功し、収益改善が期待される状況です。

経営方針の転換


2025年度より、ハイレックスは「市場シェア重視」から「収益性重視」への転換を図っています。この方針転換は、顧客との関係を見直し、生産規模の適正化などを進めることで実現しようとしています。実際、北米市場でのかったるい業績も改善の兆しが見え、収益性が回復していると言われています。これにより、経営陣の強いリーダーシップが改革を支えています。

ROEの向上と資本政策


ハイレックスは、ROEの向上を重要視しています。2025年10月31日時点での時価総額は1,074億円に達し、金融資産も1,043億円と好調です。この状況下で、DOE(純資産配当率)を5%とする方針の導入が提案されています。この新たな資本政策は、企業価値のさらなる向上を期待できる施策と考えられています。

市場への影響


この株主提案が承認されれば、ハイレックスにおける新たな配当政策が実施され、市場における企業の評価も一段と高まることが予想されます。投資家や株主たちにとっても、これにより資産価値の向上が期待できるため、注目が集まっています。

まとめ


ハイレックスコーポレーションの今後の展開には目が離せません。株主提案が承認され、収益性重視の経営方針がどのように実を結んでいくのか、またその影響が株主にどのように還元されるのかが鍵となるでしょう。今後の進展に注目が集まります。


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会社情報

会社名
カタリスト投資顧問株式会社
住所
東京都港区赤坂1丁目12番32号アーク森ビル25階
電話番号
03-5657-9970

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