京都府立東舞鶴高校 アート講座
京都府の舞鶴市では、地域の次世代を担う文化芸術活動を促進するため、高校生を対象にしたユニークな講座が開かれます。「地域とアートが呼応する」というテーマのもと、アートを通じて舞鶴の魅力を見出し、地域活性化に貢献する人材が育成されます。この連続講座は全5回のセッションで構成されており、その中の第1回と第2回は一般公開され、地域の方々も参加できる仕組みとなっています。特に、アートを通じたディスカッションや地域刺激の機会が設けられています。
開講の背景
舞鶴市は美しい自然と豊かな歴史を持つ地域でありながら、地域の活性化や文化振興にはさらなる取り組みが求められています。そこで、若者がアートに触れることで地域を新しい視点から考察し、その結果を地域社会に還元する取り組みが始まります。講座の参加者は、アートの可能性を探求し、最終的にはその成果を冊子としてまとめ、広く発信する予定です。
講座の詳細
講座は基礎知識を養うところから始まり、「アートって何?」という問いを通じて、アートに関する多様な見方や触れ方を考えます。特に地域の特性を生かしたアートの活用方法について議論し、地域資源を掘り起こすことを目指します。
1.
第1回講座 では、アーティストの山本麻紀子さんが「アートを再定義する」というテーマで話し、参加者同士の意見交換が行われます。
2.
第2回講座 では、石川琢也さんがリードし、地域の魅力を探るための新しい視点の重要性が強調されます。アートを利用した地域の未来デザインを考察します。
3.
第3回から第5回 では、これまでの学びを実践するためのフィールドワークや、表現の構築、最終的な成果物の作成が進められます。
公開講座の参加方法
初回の講座は、2023年9月19日に開催され、一般の方も受講可能ですが、先着順のため早めの申し込みが推奨されます。講座の内容はアートやまちづくりに興味がある方々に特に有意義であると考えられています。各回には25名の定員が設けられ、全て無料で参加できます。
参加希望者は専用の申込フォームまたは電話にて申し込むことができます。応募開始日は2023年8月27日からで、定員になり次第締め切られる予定です。
この講座によって、高校生たちがアートを通じて地域の魅力を再発見するだけでなく、地域全体の活性化に寄与することが期待されています。舞鶴の未来を形作る若者たちの成長が楽しみです。