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フランスの高級子供服ブランド、ボンポワンが新たに始動するのは、子供服の下取りと再販を行うプロジェクト「ボンポワン・ヴィンテージ」です。この取り組みは、同ブランドが展開する「ボンポワン・チェリッシュ」の一環として、環境に配慮したファッションを提案するものです。子供時代に着用した洋服が新たな家庭へと受け継がれることで、思い出が生かされ、サステナブルな社会が形成されることを目指しています。

ボンポワンは1975年に創業以来、パリでのクチュール技術を生かし、上質でタイムレスな子供服を提供し続けており、親たちの大切な思い出となる服づくりに取り組んできました。特に、フランス国内では、ボンポワンの洋服が親から子へと受け継がれる文化が根付いており、今回のプロジェクトもその長い伝統に基づいています。

「ボンポワン・ヴィンテージ」は単に洋服をリサイクルするだけではなく、洋服に込められた物語を引き継ぎ、新たな家族で再び特別な時を共有できるようなモデルを目指しています。ボンポワンジャポンのCEO、クリスチャン・ピア氏は、技術・デザインの両面で時代に左右されない品質を持つボンポワンの洋服が、次世代に新たな物語を提供することができると語っています。

このプロジェクトの特徴は、日本国内においては特定の店舗にて下取りサービスを開始した点にあります。実施店舗はボンポワン代官山店とボンポワン銀座店で、2022年8月から下取りがスタートしています。下取りは、対象店舗にボンポワンの洋服を持ち込むことで、補修可能かどうかの確認を経て、ボンポワンでのお買い物に使用できるバウチャー券と交換されます。下取り対象の商品は、ドレスやワンピース、ブラウスなど多岐にわたり、状態の良い商品が対象です。

さらに、再生された洋服の販売は2022年9月16日から行われる予定で、これにより多くの方々にボンポワンのサステナブルなファッションを体験してもらう機会を提供します。また、期間限定で伊勢丹新宿店でのPOP UPも開催する予定です。

ボンポワンはこのように地域社会への貢献を重視し、持続可能なモノづくりを追求していく意図があります。「ボンポワン・チェリッシュ」プロジェクトの三本柱は、人を大切にすること、地球を大切にすること、過程を大切にすることに基づいて各種活動を展開し、特に子供たちの成長を支える姿勢を強調しています。

子供服のサステナブルな再利用の仕組みを整えることで、ボンポワンは持続可能な未来に向けた先駆的な取り組みを行い、ファッション業界に新たな風を吹き込んでいます。そして、このプロジェクトが多くの家庭において思い出とともに大切にされることを期待しています。

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