ライオン名古屋オフィス、あいち生物多様性認証企業に認定!
ライオン株式会社の名古屋オフィスが、愛知県が推進する「あいち生物多様性企業認証制度」において、令和6年度の認証企業として認められました。これは、同社が長年にわたって取り組んできた生物多様性保全活動、特に名古屋城外堀に生息するヒメボタルの保護活動の高さが評価された結果と言えるでしょう。
名古屋城外堀のヒメボタル保護活動
ライオン株式会社の前身であるライオン歯磨は、かつて名古屋市にライオン像を寄贈。このライオン像が鎮座する名古屋城外堀には、準絶滅危惧種であるヒメボタルが生息しています。都市部では希少な存在であるヒメボタルの保護は、地域環境保全において極めて重要な意味を持ちます。
ライオン名古屋オフィスは、2015年から地元の市民団体「名古屋城外堀ヒメボタルを受け継ぐ者たち」と連携し、ヒメボタル保護活動に積極的に参加してきました。具体的には、ヒメボタル保護活動の啓発のためのしおり作成への協力、生活者向けの健康講座でのヒメボタル保護活動の紹介、さらには名古屋城外堀の清掃活動への参加など、多岐にわたる活動が展開されてきました。
また、社員によるオフィス近隣の清掃活動も継続的に行われています。外来種であるヒメムカシヨモギの駆除も、この活動の一環として実施されており、地域生態系の保全にも貢献しています。社員参加型の講演会や鑑賞会などを通して、ヒメボタル保護活動への理解を深める取り組みも積極的に行われています。
あいち生物多様性企業認証制度とは?
「あいち生物多様性企業認証制度」は、愛知県の「あいち生物多様性戦略2030」に基づき、生物多様性保全に優れた取り組みを行う企業を認証する制度です。企業の取り組みを促進し、その成果を広く社会に発信することで、生物多様性保全への意識向上を図ることを目的としています。ライオン名古屋オフィスの認証は、同社の取り組みが、この制度の理念に合致していると認められた証と言えるでしょう。
今後の展望
ライオン株式会社は、今回の認証を励みとして、今後も地域特性を活かした生物多様性保全活動に積極的に取り組んでいくことを表明しています。地域住民との連携を強化し、生物多様性に配慮した生活習慣の普及啓発にも力を入れる姿勢を示しており、企業の社会的責任を果たす姿勢が明確に示されています。
まとめ
ライオン名古屋オフィスのあいち生物多様性認証は、企業による生物多様性保全活動の成功事例として注目に値します。ヒメボタル保護活動という地道な取り組みから、地域社会全体への貢献へと繋がっている点が、大きな意義と言えるでしょう。今後、ライオン株式会社がどのような取り組みを展開していくのか、注目が集まります。