イギリスのSuper.comがアジア市場に進出、M&Aで新たな展開を図る

Super.com、アジア市場への本格進出

イギリスのゲームパブリッシャーであるSuper.comが、アジア市場でのM&A（合併・買収）を発表し、これにより同社の影響力を拡大する狙いを明確にしました。この動きは、現代の主要なゲームプラットフォームに強いゲームを提供するだけでなく、革新的なゲーム開発スタジオや新しい技術への投資を強化することを目的としていると、Super Com Asia Networks社のバイスプレジデントであるChangki Kim氏はコメントしています。

ゲーム市場における競争力

Kim氏によると、Super.comはゲームの分析とマーケティングに非常に力を入れており、アジア市場におけるトップクラスのパブリッシャーとしての地位を確立しています。彼は、同社が長年の経験をもった専門家集団で構成されていることを強調し、既存のゲームポートフォリオの魅力を強化すると述べています。特に、彼らのビジネスモデルは新進気鋭の開発者に対する支援を重視しており、資金調達、開発、マーケティングを含む一連のサービスを提供していることが際立っています。

2019年以降、Super.comは日本、韓国、中国で強力な存在感を示し、パートナー企業と共に数々のヒットタイトルをリリースしています。たとえば、韓国のデベロッパーであるG1 Playgroundと共に共同開発した『Zelter』は、その一例です。また、これまでのリリース作品も多くのプレイヤーに支持されています。

ユニバーサルなゲーム環境の実現に向けて

さらに、Super.comは最近、視覚障害者でも手軽にゲームを楽しむことができる新しいアプリケーション『Mars Vision』に投資しました。この取り組みは、ゲームをより多くの人に楽しんでもらうための重要なステップとして位置付けられています。Kim氏は、Super.comがグローバルな業界成長に貢献し、より良い方向への変革を目指していると述べています。

彼らのビジョンは、ゲーマーが魅力を感じ、開発者が実力を発揮できる環境を作り出すことにあります。このような取り組みを通じて、Super.comは将来的にアジアのゲーム市場においてさらなる成長を遂げることでしょう。