御殿場西高等学校が新たに人事部を設立し、ウェルビーイングを促進

御殿場西高等学校、人事部新設で働き方改革

静岡県御殿場市にある御殿場西高等学校が、2024年度から人事部を設立することを発表しました。この新たな取り組みは、教職員の働き方改革と人材育成を徹底的に進めることを目的としています。同校校長の勝間田貴宏氏は「関わるすべての人のウェルビーイングを高める」とのミッションを掲げ、教職員、生徒、学校に関わるすべての人々の幸福実現を目指しています。

教職員の働き方改革を推進

新設される人事部は、主に時間外労働の是正、ワークライフバランスの向上、ウェルビーイングアンケートの定期実施に取り組みます。教職員に柔軟な働き方を提供し、働きがいのある職場環境の整備を進めることで、教員不足の解消を図ります。このような施策は、私立高校ならではの機動力を活かし、教員のイメージ改善にも寄与することを期待されています。

御殿場西高等学校の人事部設立の背景

多くの中規模以下の私立学校では、人事業務を校長や管理職がこなしている現状があります。しかし、学校が直面する課題の多くが人事領域に根ざしているため、人事部の設立が必要とされてきました。今後は設立した人事部を中心に、戦略的な課題解決が行われ、より良い学びの場を提供することを目指します。

ウェルビーイングと多様な働き方

人事部では、教職員の個々の状況に応じた「多様な働き方」を選べる環境を整備します。ライフイベントによる変化にもしっかりと対応できるよう制度や支援が充実し、安心して長く働き続けられる体制を構築します。また、教員が各自の「好き」と「得意」を伸ばし、発揮できるようなサポートを行うことも重要視されます。

教員研修の新たなスタイル

御殿場西高等学校では、教員の学びを「主体的」「対話的」「個別最適的」なものに改革することを目指しています。従来の一律の研修形式から脱却し、個人の成長を支援する研修デザインを導入。これにより、教職員が主体的に考え、学びを深める環境を提供します。これまで以上に教育現場の進化が求められています。

校長と人事部長のコメント

勝間田校長は、「教員の働く環境を改善し、教員の幸福が生徒に還元されるような仕組みを作りたい」と述べています。この思いは、人材の質を向上させるために欠かせない要素です。

人事部長の二井美告紀氏は、テックベンチャーでの経験を活かし、「教職員のWellbeingを向上させ、人材育成の仕組みを整える」との意気込みを語っています。本校の新たな試みは、教員の立場を豊かにすることで、教育の質向上につながることが期待されています。

御殿場西高等学校の未来

創立58周年を迎えた御殿場西高等学校は、地域に根ざしつつ、教育界に新たな風を吹き込むことを目指しています。「関わるすべての人のWellbeingを高める」という確固たるミッションのもと、教員、生徒、保護者が共に成長できる環境を整えていく所存です。時代の変化に対応しながら、心豊かな人材育成に力を入れていく所存です。これからの御殿場西高等学校に注目です。