地域資源を生かした国際的なアートイベントが有明で開催

ONE有明アートフェスティバル2023の開催について

今年も期待が高まる「ONE有明アートフェスティバル2023」が、11月8日から12月3日まで実施されます。本フェスティバルは、佐賀、福岡、長崎、熊本の4県にまたがり、有明海を舞台にした周遊型アートイベントです。今回のテーマは「地域資源の複合化」。地域に根付いたアートや工芸、食文化、さらにはスポーツを通じて、新しい体験や価値を提案することが目指されています。

イベントの期間中、さまざまなアート展や工芸展が観覧できるほか、地元の特産を生かした食や飲み物も楽しめます。例えば、佐賀の古い酒蔵であるEDAUMEや、福岡のアートスペースOVERGROUNDでは、現地アーティストによる展示が行われ、来場者はダイレクトにアートと触れ合うことができます。また、有明海の美しい風景を楽しみながら参加できる自転車イベント「アリイチ」や、太良町では初めての親子SUP教室も企画されています。

このフェスティバルは、アートを通じて地域を再発見する機会でもあります。例えば、鹿島の漬蔵たぞうでは和楽器トリオのコンサートが行われる他、ONE有明ビーチクリーンといった自然保護活動も行われ、参加者は地域の魅力だけでなく、環境保護の重要性についても考える機会を得ることができます。

さらに、このプロジェクトは地域住民をはじめとする多様な人々の参加を促進します。子供たちや障がい者も参加できる創作活動を通じて、誰もが楽しめる内容となっており、地域の人たちが持つ誇りを再確認し、次世代へと引き継ぐ架け橋になることを狙っています。

今年のフェスティバルは、地域間の協力が特徴であり、自らの文化や自然資源の重要性を学び、発信していく機会であります。2024SAGAを目指し、有明海の自治体が一丸となって取り組むこのイベントは、観光や交流を促進し、地域の振興にも寄与します。