埼玉県白岡市で母子手帳アプリ『母子モ』が導入
母子モ株式会社が運営する母子手帳アプリ『母子モ』が、埼玉県白岡市において本格的な提供を開始しました。このアプリは1月10日(金)から「子育て応援アプリはぴモ」として利用可能です。白岡市は、「みんなで頑張るこどもの未来」を掲げ、誰もが安心して子どもを育てられる環境を整備しています。
進化した母子手帳のデジタル化
今回の導入により、紙の母子健康手帳ではなく、デジタル形式での記録が可能となります。680以上の自治体で導入されている『母子モ』は、こども家庭庁が令和8年度から目指す電子版母子健康手帳の実現に先駆けた形です。このアプリでは、予防接種のスケジュール管理や健診結果の保存はもちろん、地域情報の配信も行い、保護者にとって非常に便利なツールとなります。データはクラウドに保存されるため、万が一母子健康手帳を失くしてしまった場合でも安心です。引越しや機種変更の際も継続利用が可能です。
白岡市のあたたかい子育て支援
白岡市では、乳児の保護者や祖父母に対して、ベビーベッドの貸し出しや新生児の誕生を祝うお米の支給など、さまざまな支援を行っています。また、妊娠や育児に関する相談支援を提供する「こども家庭センター」も設置され、地域が一体となって子育て家庭を応援しています。さらに、子育て支援施設では親子教室や育児相談が行われており、地域全体で子どもの成長を支える取り組みが進められています。これらの活動の一環として、『母子モ』が導入されました。
妊娠から育児までサポートする機能
『子育て応援アプリはぴモ』は、スマートフォンやタブレット、PCに対応し、妊産婦や子どもの健康データを記録・管理する機能が充実しています。予防接種のスケジュール管理や健康チェックもスムーズに行えますし、家族とのデータ共有ができるため、育児に忙しい両親にとって非常に心強い存在です。アプリ内では育児日記として「できたよ記念日」を利用して、子どもの成長を記録したり、周囲の家族にも情報を簡単に伝えることができます。この他、感染症やその他社会情勢の変化時には、速やかな情報提供によって安心して子育てを続けられる環境が整っています。
市長のコメント
白岡市の藤井栄一郎市長は、今回の『子育て応援アプリはぴモ』の導入について、「安心して妊娠・出産・子育てができる環境を整備し、地域全体で親子に寄り添った支援を行っていく」と述べています。母子健康手帳としての機能に加え、充実した情報提供が行われることに期待が寄せられています。
今後の展望
母子モ株式会社は、2030年までに、妊娠から子育て期に必要な情報を効率よく届けることをビジョンとして掲げています。今後も子育て関連事業のデジタル化を進め、保護者の不安や負担を軽減し、みんなで支える子育て社会を実現していくことを目指しています。
このように、埼玉県白岡市での『母子モ』の導入は、地域に根ざした子育て支援の新しい可能性を示しています。子育て世帯はもちろん、地域全体にとっても大きなメリットとなるこのアプリに、今後の更なる期待が寄せられています。