婚活メディア『オミカレ』が社内恋愛に関する実態調査を発表
婚活情報サイト「オミカレ」を運営する株式会社オミカレは、2024年9月15日から10月20日までの間に、133名の企業人事関係者と879名の一般従業員を対象に「社内恋愛に関する実態調査」を実施しました。会員数は86万人を超え、日本で最も多くの婚活パーティーを掲載している同サイトならではの貴重なデータが得られました。
調査結果の概要
調査の目的は、企業内での恋愛や結婚の実態を把握し、従業員の恋愛・結婚に対する意識を探ることです。その結果、社内恋愛は約30年間で約13%も減少していることが明らかになりました。このデータは、厚生労働省の出生動向基本調査によるものです。
社内恋愛の減少
近年、婚姻率が低下する中で、職場での出会いが減少していることが懸念されています。1992年から2021年にかけて、職場が出会いのきっかけになる割合が35%から21.4%にまで低下しており、これは晩婚化や未婚化に大きな影響を与えています。
企業のサポート不足
調査によると、約66%の人事関係者が従業員の婚姻率が上昇することに「メリットがある」と回答しています。具体的には「結婚後も安心して働ける職場環境の醸成や退職率の減少」といった理由が挙げられました。しかし、実際に婚姻率を上昇させるためのサポートを行っている企業は約24%しかなく、ほとんどの企業がこの施策を実行していないことが判明しました。
社内恋愛の体感
社内恋愛に関しては、人事関係者の44%が「減った」または「やや減った」と回答しており、一般従業員においても21%が同様の意見を持っていました。主な理由としては「対面でのコミュニケーションの減少」が挙げられており、これは特にテレワークの普及と関連しています。
理想の出会い
調査では、全体の61%が「職場外での恋愛が理想」と回答し、その中で最も多かったのが「友達からの紹介」。婚活パーティーや街コンの参加を希望する声も多く、婚活イベントが重要な出会いの場として期待されています。
結論
この調査から見えてきたのは、社内恋愛の機会が減る中で、企業が従業員の婚姻率を向上させるための施策を強化する必要があるということです。出会いの場を職場外に求める声が多い現状から、婚活イベントやサポートプログラムの充実が求められています。
婚活情報サイト「オミカレ」は、今後もこのような調査を続け、さらなる出会いの機会を提供していくことを目指しています。