大村湾調査隊2024
2024-12-26 10:38:56

海藻の重要性を再発見!大村湾調査隊2024の活動報告

海藻の重要性を再発見!大村湾調査隊2024の活動報告



2024年12月22日、一般社団法人海と日本プロジェクトinながさきが主催する「大村湾調査隊2024」が長崎県大村市で開催されました。このイベントは、海藻が減少している大村湾の環境を学び、未来へ提言することを目的としています。日々、忙しい生活を送る私たちが、海藻の重要性を理解する重要な機会となりました。

海藻が果たす役割


海藻は海の生態系にとって欠かせない存在です。大村湾での減少が懸念される中、地元の海を守る意識を育むことが、このプロジェクトの狙いです。開会式の後、参加者たちは早速大村湾へと向かいました。

砂浜に到着すると、干潮で広がった陸地に目に入ったのは、海から流れ着いたごみの山でした。プロダイバーの中村拓朗氏は、海藻が減少する原因の一つとして、海洋ごみの影響を挙げ、実際に参加者たちと一緒にごみ拾いを始めました。「ごみを出さない意識が大切」と語りかける中村氏。

参加者の子どもたちからは、「ごみが生き物に影響を与えることがわかり、これからは気をつけようと思った」という感想も聞かれました。海藻の役割に関する講義では、光合成を通じて二酸化炭素を吸収し、酸素を供給する重要性が説明され、参加者たちはその知識を持ち帰りました。

実験を通じた学び


次に、参加者たちは海から採取した海藻を使って、光合成の実験を行いました。海水に入れた海藻からどれだけの酸素が生成されるかを測定する試みです。長崎大学の西原直希教授からの指導を受け、集中して実験に取り組む子どもたちの真剣な表情が印象的でした。

採取した海藻を使用し、15分間光照射を行い、前後の酸素濃度を測定。その結果、約2.00mg/Lの酸素を生成することが確認でき、海藻の重要な役割を体験することができました。子どもたちは実際に体験することで、より深く理解することができたようです。

学びを発表する機会


イベントの最後には、参加者たちが自ら学んだことを「Pepper」を使って発表しました。このロボットを介することで、少しの緊張感がありながらも、自信を持って海藻の役割や今後の活動について意見を述べました。

発表では、「海藻が二酸化炭素を酸素に変えることで、魚が住みやすくなる」「海にごみを捨てないようにしたい」といった声が上がり、海を美しく保つ意識が育まれている様子が伺えました。

まとめ


「大村湾調査隊2024」は、ただの環境教育にとどまらず、子どもたちが自らの意志で海を守りたいと思うトリガーとなったようです。彼らが学んだことを繋げ、周囲の人たちにもその意識を広めていくことが、持続可能な未来につながるのです。大村湾の美しい海を次の世代へと引き継ぐために、私たちも共に考え、行動する必要があります。


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