大阪の岸和田市で、67歳の北島祐子さんが発酵おばあちゃんとして新たな挑戦を始めています。彼女が代表を務める「泉州糀屋本家」は、発酵食品の可能性を広げることに注力し、「糀で世界中の人をお腹の中から元気にする!」という理想を掲げています。
人生を変えた発酵食品
北島さんは、33歳で夫を胃がんで失ったという苦い過去を持っています。子供たちを小さい頃から育てる中で、生活の厳しさとストレスから体調を崩してしまったといいます。入院を繰り返し、自分の生存が危うい状況で、彼女は糀に出会いました。
糀を使った味噌や甘酒を作ることで、徐々に健康を取り戻すことができたのです。彼女はこの体験から、糀の素晴らしさを地元の人々にも伝えたいという情熱を抱くようになりました。
発酵サロンの誕生
その想いが膨らむ中、家族や近隣のコミュニティに向けて料理教室を始め、初めての生徒さんたちと共に発酵料理を楽しみました。彼女は、糀の効果について学び、実践することで多くの人に喜んでもらえると感じ、さらなる活動が必要だと考えるようになったのです。
「病気は気合だけで乗り切れるものではありません。日々の食生活が大切です」と語る北島さん。彼女は、発酵食品が持つ健康効果を広めていくために起業することを決意しました。
健康の新しいかたち
現在、発酵食品の人気は国内外で高まっています。特に、糀の持つ酵素は、栄養の消化・吸収を助け、心と体の健康を維持するために欠かせないものです。最新の研究でも、腸内環境が心の健康に密接に関係していることが示されており、糀を利用した食事は、精神的な安定をもたらす可能性があると注目されています。
商品開発とクラウドファンディング
北島さんは、2024年4月30日に「手作りしあわせ醤油キット」をECサイトで販売予定です。この特別な醤油キットは、家庭で手軽に糀を使った美味しい醤油を作ることができ、特にギフトや子供の自由研究に最適です。
さらに、彼女は2024年8月にクラウドファンディングを開始することを予定しており、リターンには手作り醤油キットが含まれる予定です。彼女の挑戦は、発酵食品を通じてより多くの人々に健康と幸せを届けることを目指しています。
発酵おばあちゃんのメッセージ
「糀で世界中の人をお腹の中から元気にする!」この夢を実現するため、北島さんは日々取り組んでいます。彼女の活動は、健康と幸せを求めるすべての人々に寄り添い、発酵の力で本来の健康を取り戻す手助けとなることでしょう。今後の彼女の挑戦から目が離せません。
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