オルタナティブデータ推進協議会とFDPIが業務提携を発表

オルタナティブデータ推進協議会とFDPIの業務提携



この度、一般社団法人オルタナティブデータ推進協議会がファイナンシャルデータ・プロフェッショナル・インスティテュート(FDPI)との業務提携を発表しました。オルタナティブデータ推進協議会は、東京都中央区に本部を置く団体で、様々な業界からのデータを統合し、金融機関や投資家に新しい資産運用の判断材料を提供することを目指しています。

FDPIは、金融データプロフェッショナルを育成するためのプログラムを提供しており、オルタナティブデータ推進協議会との提携により、より多くの金融専門家にデータ活用のスキルを身につける機会を提供します。両者は共同でセミナーやイベントを開催し、情報交換を進める予定です。

オルタナティブデータとは


オルタナティブデータとは、従来の金融市場データだけに依存しない、さまざまな業界から収集された情報のことを指します。このデータは、投資の判断を下す際に不可欠な要素とされており、金融機関や資産運用会社は、その活用が急務となっています。オルタナティブデータには、ソーシャルメディアのトレンドや消費者の行動データなど、多岐にわたる情報源が含まれます。

FDPIの役割


FDPIは、金融データプロフェッショナルに必要なスキルを習得するためのプログラムを提供しており、マシンラーニングや人工知能に焦点を当てたトレーニングを行っています。協議会のメンバーに対して、FDPIの認定課程を優待価格で利用できる機会も提供することで、データの価値を最大限に引き出すことを目指しています。

FDPIのマネージングディレクター、Keith Black氏は、提携について「オルタナティブデータ推進協議会と協力できることを嬉しく思う。金融専門家が新しい技術を取り入れ、倫理的に活用することが求められる時代において、我々の共同努力が不可欠だ」と述べています。

協議会の背景


オルタナティブデータ推進協議会は、2021年に設立され、三菱UFJ信託銀行や三井住友トラスト・アセットマネジメントなどの金融機関が多数参加しています。現在、金融機関を含む55の企業・団体が加盟しており、データエコシステムの健全な発展を促進しています。FDPIとの提携により、今後さらなるグローバルな活動を展開し、オルタナティブデータの重要性を広めていく予定です。

CAIA協会の貢献


提携の背景にはCAIA協会の支援もあります。CAIA協会はオルタナティブ投資の専門機関で、透明性や倫理基準の強化を目指しています。協議会のメンバーは、この機関の提供するリソースを活用し、多様な投資戦略や業界の問題に対するインサイトを得ることが可能です。

さらに、CAIA協会は偏見のない情報提供を行い、長期的な投資成果を達成するためのサポートも行っています。CAIA協会が提供する情報や活動も、オルタナティブデータ推進協議会の活動に大きな影響を与えることが期待されています。

今回の業務提携を通じて、オルタナティブデータ推進協議会とFDPIは、新たな教育プログラムや実務的なデータ活用のケーススタディを展開し、金融分野におけるイノベーションを進めるために努力していくことになります。これにより、日本におけるオルタナティブデータの重要性が一層高まることでしょう。

会社情報

会社名
一般社団法人オルタナティブデータ推進協議会
住所
東京都中央区日本橋茅場町1丁目8番1号
電話番号

トピックス(経済)

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