NAOKIと森崎ウィンが語る轟音シアターの魅力
TOHOシネマズとSpotifyのコラボレーションによる特別上映会『名曲映画を、浴びつくそう。』が、2024年8月から12月までの5ヶ月間、TOHOシネマズの“轟音シアター”導入劇場で開催されます。このイベントの初日、8月29日に東京・TOHOシネマズ池袋にてトークイベントが行われ、LOVE PSYCHEDELICOのNAOKIさんと俳優の森崎ウィンさんが登壇しました。
轟音シアターとは?
轟音シアターは、映画の世界観をより深く楽しむため、音響調整に特化した劇場です。NAOKIさんは、本イベントで「映画館のスピーカー配置」に関する興味深い説明を行い、「スクリーンの裏にセンター、レフト、ライトのスピーカーが配置されています。まるで主人公の口のすぐ近くにあるような感じです」と語りました。音は光よりも速さが遅く、スピーカーの位置が少しずれるだけで、セリフが重なって聞こえる可能性があるとのことです。特に、轟音シアターでは1000万分の1秒単位で音を調整しているそうです。
特別上映された映画と今後の予定
この日、上映された映画は、国内興収200億円を突破したアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』。さらに、9月26日には『竜とそばかすの姫』、10月24日には『BLUE GIANT』、11月28日には『セッション』(字幕版)、12月26日には『ラ・ラ・ランド』(字幕版)が上映される予定です。
森崎さんは『セッション』に特に興味を持ち、「ジャズドラマーを目指す主人公と厳しい教師との関係に引き込まれます。その中で、轟音スピーカーで伝わるドラムの音がどう感じられるのか楽しみです」と話しました。彼は普段からSpotifyを利用し、「ドライブ中にジブリ映画のジャズバージョンを流して楽しんでいます」と語りました。
魅力的な音響体験
NAOKIさんは轟音上映のオファーを受けた際のエピソードを語りました。「立川の劇場で音響調整を行ったときに流れていたのが『ラ・ラ・ランド』で、サブウーファーがいかに効果的に使われているか驚きました。この作品は特に優れた音域が楽しめるので、ぜひ皆さんも轟音で視聴してください」と参加者に呼びかけました。
音楽の重要性やその表現方法についての深い理解が求められる中、TOHOシネマズの轟音シアターは新たな映画体験を提供しています。この特別な上映会にぜひ足を運んで、彼らの熱気を感じてみてください!
取材・文・撮影は磯部正和が担当しました。