サンヨー商会が展開する婦人服ブランドを扱う複合型コンセプトショップ「SANYO Style STORE」が、2025年3月19日(水)に大丸東京店にオープンします。この店舗は、富山大和に続く全国9店舗目で、都内では初めての出店です。
「SANYO Style STORE」は、四つの婦人服ブランド『AMACA(アマカ)』『EVEX by KRIZIA(エヴェックス バイ クリツィア)』『TO BE CHIC(トゥー ビー シック)』『TRANS WORK(トランスワーク)』を取り扱い、季節ごとに主力商品を集め、ブランドの枠を超えた様々なコーディネート提案を行います。
この新しい店舗では、試着サービス「TRY&PICK」が充実しており、人気の商品が店舗で実際に試着でき、購入することができます。これは、店舗とECサイトの在庫を組み合わせ、指定した店舗に取り寄せることが可能な画期的なサービスです。
また、近年の百貨店業界では高級路線にシフトしているため、婦人服売場の縮小が進んでいます。これにより、特にボリュームゾーンの婦人服ブランドにとっては、売場の確保と効率的な運営が課題となっているのです。このような背景を受けて、三陽商会はアッパーミドル層向け婦人服ブランドの複合店を開設したのです。
「SANYO Style STORE」は今後、全国に展開を広げ、2025年度には阪神梅田本店、松坂屋名古屋店、天満屋福山店に新店を開設予定です。最終的には2027年度の段階で全国20店舗の運営を目指しています。
この店舗では、各ブランドの特徴を活かし、地域に合わせた商品を展開しています。例えば、サイズのニーズにも対応し、通常のレギュラーサイズに加えて、ラージサイズも常時用意されています。
さらには、サステナブルな取り組みも注目されています。店舗内には、サンヨー商会製品の補修を受け付けるカウンターが設置され、長期着用を推進しています。また、不用になった三陽商会製品の回収も行われ、リユース・リサイクルにつなげる取り組みが進められています。
これらの取り組みは「SANYO RE: PROJECT」という3R活動(リデュース・リユース・リサイクル)の一環であり、環境に対する配慮も行っています。そして、全ブランドで共通のFSC認証ハンガーを使用することで、資源消費の削減にも貢献しています。
「SANYO Style STORE」は、ファッション業界の新しいトレンドに応えるべく、商品選びの幅を広げ、楽しいショッピング体験を提供することを目指しています。ぜひ、新しい婦人服のスタイルを楽しみに、足を運んでみてはいかがでしょうか。