「てんや」が新しいブランドコンセプトを発表
天丼・天ぷら専門店の「てんや」は、1989年に東京駅八重洲地下街に第1号店をオープン以来、天丼と天ぷらの楽しみを広めることを目指してきました。この度、同店は新たに「天丼・天ぷらを食べる喜びでより幅広いお客様の心を豊かに」というブランドコンセプトを掲げてリブランディングを決定しました。これに伴い、ブランドロゴや店舗デザインも一新されることが発表されています。
新たなブランドコンセプトの意味
新しいブランドコンセプトは、「天丼・天ぷらを食べる喜び」であり、これはより多くの人々の心を豊かにするための想いが込められています。「てんや」では、お手頃な価格で専門店の品質を保持し、誰でも親しめる店舗づくりを続けながら、人にしかできない温かいサービスや快適な空間の提供に注力していくその方針に一貫性があります。
また、専門店の天丼・天ぷらを手に取りやすい形で提供することをコンセプトにしており、「揚げたて、作りたて」にこだわってきました。こうした理念を現代で再確認し、より多くの人々に愛される飲食店としての位置づけを目指します。
新しいロゴデザイン
新しいブランドロゴは、店舗の身近さを強調しています。従来の「天丼てんや」から「てんや」に変更し、左側にはどんぶりとそばのせいろを模したデザインが施されています。これにより、天丼に加えて「天ぷらそば」の文字が加わり、新たな価値訴求が行われています。ロゴに使われる色合いは、創業以来続いている藍色、きび色、朱色を引き続き採用し、伝統を尊重したものとなっています。
さらに、江戸時代の縁起文字「勘亭流」を用いることで、伝統と専門性を表現しています。「浅草」の文字を添えて、天ぷら文化への敬意も表されています。
新店舗デザインの進化
2024年11月より、「てんや」は店舗改装を試み、新しい店舗デザインを導入します。内装には和の要素をモダンに表現し、快適な食事環境を提供することを目指します。テーブル席やカウンター席の間隔の見直し、グループ向けのベンチシートやBOX席の設置などにも配慮されています。
加えて、食事時の落ち着きと親しみを感じてもらえるデザインとして、自然な木目や和を意識した素材が取り入れられています。
新店舗デザインの導入例として、千歳烏山店が2024年11月22日にオープン予定で、改装店舗はすでに20店舗が新デザインに準じた空間に変わります。この新たな取り組みを通じて、価格以上の豊かさを感じてもらうことを目指し、地域のブランドとして長く親しまれる存在を目指します。
今後の展開
「てんや」では、2026年までに27店舗を新しいデザインに改装する予定で、2028年には全店舗の改装を完了させる見込みです。今後も、より多くのお客様に楽しんでいただけるよう、店舗の進化を続けていくことでしょう。これからの「てんや」に注目が集まります。