義足パパ・大塚一輝が垂井町で人権フォーラムに登壇し生きる力を伝える

義足パパ・大塚一輝が垂井町で講演

令和7年12月6日、岐阜県垂井町文化会館にて「人権フォーラム」が開催されました。今回は義足ユーザーとして著名な大塚一輝さんが登壇し、彼の人生の物語を通じて「自分らしく生きること」の重要性を伝えました。テーマは「不便だけど不幸じゃない」。

講演の内容

大塚さんは、義足を使っている二児の父としての自身の経験を通じて、堅い印象を打破するユーモアを交えた講演を行いました。「ロボットみたい！」という言葉をきっかけに、義足を“隠す”のではなく“魅せる”という新たな価値観を生み出しました。彼の話からは、義足生活のリアルな日常とその光と影を知ることができました。

特に印象的だったのは、参加者が義足の実物に触れる体験ができた点です。子どもたちが興味津々で義足を持ち上げたり、身近に感じたりする姿は、会場に温かな雰囲気をもたらしました。

フォーラムの目的

このフォーラムは「すべての人への思いやり、そして幸せを～気づきから行動へ～」をテーマに、町民や教育者、児童生徒が人権を考える機会を提供することを目的としています。垂井町が目指す「ひととまちが輝く地域共創都市」を実現するため、人権を尊重する意識を広めようとしています。

参加者の反応

大塚さんの講演後、参加者からは「義足に対する理解が深まり、先入観がなくなった」といった感想が寄せられました。また、「子どもにもこの話を知らしめたい」との声も多く、明るい未来を実感させる環境が整っていることが分かりました。「大丈夫ですか？」ではなく、「お手伝いしてもいいですか？」という声かけの重要性を考え直す機会にもなりました。