つくば市の保育ICT
2026-03-02 10:14:33

つくば市が推進する保育ICTラボ事業の成果と未来とは

つくば市が推進する保育ICTラボ事業の成果と未来とは



2026年2月12日、茨城県つくば市の市役所において、保育・教育施設向けICTサービスを手掛ける株式会社コドモンが主催する「保育ICT情報交換会」が開催されました。このイベントは、同社が茨城県つくば市と共に進めている「保育ICTラボ事業」の一環として設立されました。この取り組みは、保育業界におけるICTの導入と活用の重要性を広め、効果を共有することを目的としています。

情報交換会の概要



この日は、つくば市内の教育保育施設を代表する51の施設から職員が参加し、ICTの導入に関する基礎理解を深めることや、実際の活用事例を通じてその価値を探ることを目的に情報が共有されました。また、同市におけるICT導入に成功した2つの保育園からの事例報告も行われました。

講演には、一般社団法人保育ICT推進協会の代表理事、三好冬馬氏が登壇。彼は、最近の保育ICTへの注目が高まる背景について解説しました。具体的には、保育需要の変化に伴う国の施策の転換や、こども家庭庁が掲げる保育施設でのICT導入率100%を目指す方針が挙げられました。三好氏によると、ICTの導入は、保育業務の効率化を図るだけでなく、現場スタッフがより多くの時間を子どもと向き合うための助けにもなるとしています。

小さく始めるICT化のすすめ



三好氏は、ICT化を進める際には「小さく始めること」が重要であるとも指摘しました。この際に注意すべきポイントとして、コストの低い方法から始めること、一部の職員だけで試みること、失敗リスクを抑える取り組みを選ぶこと、短期間で成果が見えるものを導入すること、現行の業務に小さく付加する形で導入することが挙げられました。これらのアプローチによって、現場の理解を深めつつ、ICTの効果を感じてもらうことができると述べています。

また、ICT導入を継続的に進めるためには、現場の意見が反映される運営体制が不可欠であるとも述べ、具体的には「ワーキンググループ」を設置して、実務からフィードバックを得る仕組みの重要性を強調しました。

事例紹介:さくら学園保育園の取り組み



後半のセッションでは、つくば市内のさくら学園保育園と東岡保育園からのICT導入事例が紹介されました。さくら学園保育園では、過去にICT導入を試みて失敗した経緯を持ちながら、再度「保育ICTラボ事業」に参加し、導入を果たしました。職員間での強い協力体制や、職員が自らの力量を活かして導入を進める姿勢が成功の鍵となっています。

特に、登降園管理の導入により、職員の業務負担が軽減され、出欠状況の管理も大幅に効率化されたことが示されています。導入後のアンケートでは、93.6%が「導入して良かった」、95.7%が「今後も使い続けたい」と回答したという結果が示され、ICTが保育品質を向上させる要素として機能していることが確認されました。

東岡保育園の多様なICT活用



一方、東岡保育園では、ICTの活用幅を広げる努力がなされています。午睡センサーの導入や職員間の連絡のデジタル化、写真の分類業務の自動化などが進められました。午睡時の見守りをサポートするセンサーの導入は、保育職員の心理的負担を軽減し、日常業務のストレスを和らげています。

取り組みとしては、職員間の意見交換を大切にしながら、挑戦する姿勢を重視しています。これにより、ICTに不安を感じる職員もサポートされ、導入の課題を共にクリアしていくことが実現されています。

今後の展望



情報交換会では、参加者同士が意見交換を行い、各々の園でのICT活用についての悩みや希望を共有しました。多くの職員がICTに対して前向きな姿勢を持ち、保育現場の効率化と改善に向けた意欲を示しています。今後もコドモンは、地域の特性にも配慮しながら、ICTを駆使して持続可能な保育環境の実現を目指しさらなる推進を続けていくとのことです。これからの保育現場におけるICT活用に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
株式会社コドモン
住所
電話番号

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