竹中工務店が描く宇宙の未来
2026年5月27日から29日まで、東京ビッグサイトにて開催される「第3回SPEXA —【国際】宇宙ビジネス展 —」に竹中工務店が参加します。この展示会のテーマは「月にくらしをつくる Build with us」。宇宙における生活の質を向上させるための新たな技術や開発シナリオが紹介されます。
月面居住のビジョン
竹中工務店は、月面居住を実現するための様々な取り組みを行っています。展示内容には、模型展示や没入型体験を通じて、短期間の滞在から長期的な定住へと発展させるための計画が含まれています。具体的には、月面居住に必要な構造技術や環境制御技術を展示。この中には、月の砂を原料にした建築材料や、効率的な設計手法が含まれています。
技術の多様性
月面居住の実現には、単一の技術や分野に閉じることのない多様な技術の融合が求められます。竹中工務店は素材、ロボティクス、ICT、医療、エネルギーなど、様々な分野の専門家との協力を目指しております。この協業を通じて、月面プロジェクトの実現に向けて新たな接点を作ることが目的です。特に、月面の地形を模した模型やシミュレーション技術が重要な役割を果たします。
visimaxによる没入型体験
展示では、竹中工務店が開発した広視野角視覚シミュレーター「visiMax」が活用され、実寸大で月面居住空間を可視化します。この環境での設計や運用検討が可能になり、より具体的なイメージを持つことができます。
展示内容のハイライト
すべての展示を通じて、月面での生活がどのように成り立つのか、段階的に示される予定です。具体的には、以下のような内容が盛り込まれています。
- - 初期探査フェーズの短期滞在モジュール
- - 長期運用モジュール
- - 月面インフラの核となる「ルナタワー」
- - 研究拠点や居住拠点となる「ルナドーム」
このように、竹中工務店は多面的な視点で月面居住の実現を目指しています。
月面資源の有効活用
また、月のレゴリスを使用した建築材料の研究開発も行われています。水や焼成エネルギーを不要とするこの新たな建築材料は、月面での現地資源利用に基づき、輸送コスト削減を図ります。これにより、月面施設の防護壁や路面舗装への応用が期待されており、コスト効率的な拠点形成に貢献します。
ハイブリッドパネル構造システム
月面での建設を効率化するためのハイブリッドパネル構造も重要な技術です。真空中での溶接性に優れた金属外周枠を使用し、高強度で軽量な面材で構成されたこのパネルは、将来的に大型居住構造物の建設にも対応可能であることを目指しています。
宇宙での医療と居住空間の統合
竹中工務店は「宇宙転用・新産業シーズ創出拠点」にも参画し、宇宙における医療と居住空間の統合に向けた技術開発を進めています。ここでは、快適で健康的な宇宙居住空間を実現するための計画が発表される予定です。
この機会にぜひ、竹中工務店の未来の宇宙ビジョンを体験し、月面居住の現実を共に考えてみましょう。入場は無料で、予約制となっていますので、興味のある方はぜひご参加ください。