就職活動の新常識はここから！ABABA総研の調査結果が示す内定辞退と心境の変化

就職活動の現状と内定辞退の実態

就職活動における学生の心境の変化を調査したABABA総研の結果から、現代学生の就職活動の実態が浮き彫りになりました。2024年度卒業予定の学生266名を対象に、内定獲得から内定辞退、内定式後の感想など、幅広い質問が行われました。

内定獲得の割合と就活状況

調査によると、86.8%の学生が既に内定を取得し、その後の就職活動を終えたことが確認されました。一方で、7.5%の学生は内定を持ちながらも、納得のいく選択を求めてさらに活動を続けていることが分かりました。

多くの学生たちが内定を手にしている中、入社先の企業に出会ったきっかけとして「ナビサイト」が35.1%と最多でした。このことから、情報収集の重要性が再確認される結果となっています。

内定式の参加とその満足度

85.8%の内定保有者が内定式に参加したことが確認されました。内定式で特に満足度が高かった内容は「内定者同士の交流」で、62.6%が選んでいます。この結果は、今後の職場での人間関係構築を重視する傾向を示しています。

内定式後には、64.1%の学生が「この会社で頑張ろう」と思い直した一方、6.8%が不安を感じたと回答しました。不安の理由としては、「社員や他の内定者との雰囲気が合わない」といった声が挙がりました。

内定辞退の経験

驚くことに、73.3%の学生が内定を辞退した経験を持っており、内定を初めて辞退したタイミングは卒業年度の4月から6月がピークです。この時期には多くの企業が内定を出すことから、辞退が相次ぐ状況が見受けられます。

また、内定辞退の背景には、入社先企業への期待や希望がありながらも最終的な決断に至らない学生たちの葛藤が存在することが伺えます。