11月22日は「いい夫婦の日」:夫婦の金銭問題の実態調査
毎年11月22日は「いい夫婦の日」。この日を巡り、夫婦間のコミュニケーションの大切さに焦点が当たります。しかし、多くの夫婦はお金に関する話し合いをどのように行っているのでしょうか。今回、Sasuke Financial Lab株式会社の「コのほけん!」が行った調査では、夫婦が金銭について話す頻度やその満足度、さらには揉めごとについての実態がわかりました。
調査概要
調査は2024年11月12日から13日にかけて、日本全国の20歳から59歳の既婚男女360名を対象に実施されました。調査結果は、夫婦間での金銭に関するコミュニケーションの現状を反映しており、興味深いポイントがいくつか浮かび上がりました。
1. 夫婦間でのお金の話し合いの頻度
調査結果によれば、約34.4%の夫婦が月に1回以上お金の話し合いを行っていると回答しています。次に多いのは、年に1回以上が21.7%、週に1回以上は15.0%という結果です。しかし、約22.8%の夫婦は話し合ったことがないと答えており、金銭に関するコミュニケーションに課題があることも示しています。
2. 主な話題と内容
具体的にどのような内容について話し合っているのかを尋ねたところ、「生活費など日常的な支出」が64.4%と最も多く、次いで「家計の収支状況」が49.3%、そして「貯金・貯蓄」が48.6%でした。これらの結果から、身近な生活に密着した話題が中心であることがわかります。
3. 夫婦の満足度
驚くことに、金銭に関する話し合いに対して満足していると答えた人は42.8%です。一方で満足していないと答えた人の多くが「相手が話し合いに消極的である」と感じていることが明らかになりました。これにより、コミュニケーションの質が全体的な満足度に大きく影響していると考えられます。
4. 揉めごとの実態
調査の中で驚くべきは、約42.8%の夫婦が金銭の話し合いで揉めた経験があると答えています。主な揉めごとの内容は「家計の支出」や「お金への価値観の違い」となっており、金銭に対する感覚の違いが原因となっていることがわかります。この結果は、夫婦間でのお金の話がいかにデリケートなものであるかを浮き彫りにしています。
5. 揉めないための心がけ
逆に、揉めたことがないと回答した夫婦の中には「相手の気持ちを考えた発言を心がけている」や「相手の意見を尊重する」など、コミュニケーションのスタイルを大切にしている様子が見受けられました。日常的な感謝の言葉を伝えることも良い関係を築くために重要だとされており、具体的な工夫が必要だと言えます。
6. 円滑な話し合いのために
夫婦がより円滑にお金について話し合うためには、何が必要なのでしょうか。調査では「家計やお金についての知識」が26.4%の人に支持されており、他にも「話し合う際のコツや方法」が20.8%、将来のライフプランを作成するためのサポートも重要であるとの意見が寄せられました。このように、事前の知識や準備が良好なコミュニケーションを助ける要因となるなり得ます。
まとめ
「いい夫婦の日」にちなんだ今回の調査は、夫婦間の金銭に対する話し合いがどれほど行われているのか、またその満足度がどのようになっているかの実態を示していました。お金に関する話し合いは、家計に直結する重要なテーマであるため、夫婦でしっかりとしたコミュニケーションを図ることが必要です。「コのほけん!」では、保険の一括比較に加えて、夫婦のライフプランに関する無料相談も実施中です。ぜひ、ご利用ください。