ファッションブランドKoH T、ヘルシンキで新たな挑戦を展開

ファッションの世界に革新をもたらすブランド、KoH Tが2020年7月20日より、フィンランドの首都ヘルシンキで開催されるヘルシンキファッションウィーク（HFW）にて、2021年春夏コレクションを初公開します。このファッションウィークは、持続可能性をテーマにしており、世界中から選ばれた15のブランドが集結する中、日本の名門KoH Tが選ばれるという快挙を成し遂げました。

今回の発表では、KoH Tが新たに採用した3Dデジタルファッションショーという形態に注目が集まります。デザイナーとHFWの運営スタッフの緊密な協力により、より効果的にメッセージを伝える方法が模索されました。また、日本のテキスタイルアーティストや北欧のテキスタイル企業、3Dデザイナーとのコラボレーションも実現し、多様な視点から作り出された作品が披露される予定です。

KoH Tのスローガン「そして繰り返す度に価値のあるもの」は、彼らが提唱する哲学の核を成しており、このブランドは「歴史を紡ぎ未来を創る」ことを目指しています。デザイナーの糀泰佑氏は、伝統技術の復活と新技術の開発を進め、持続可能なものづくりを実現。高品質な生地の開発や色の抽出、新たなパターン作りに挑戦し、一つ一つの洋服に込められたストーリーが今後のコレクションでも表現されていくでしょう。

特に、日本の技術にこだわりながら、サステナブルな素材を使用したアイテムが生み出されています。山形県米沢市の工場では、オリジナルのデザインから生産に至るまで、一貫して高い品質を求めて制作が行われています。ファッション業界においては、環境に配慮した素材の使用が急速に求められる中、KoH Tはキュプラやレーヨン、コットンなどエコフレンドリーな生地を取り入れ、持続可能なファッションへの意識を高めています。

また、HFWは、世界で最もサステイナブルなファッションウィークと呼ばれることが増えており、レザーやファーの使用に制限を課していることが特筆されます。一般消費者も参加できるこのファッションウィークでは、業界の専門家やデザイナーがエシカルでサステイナブルなファッションについて意見を交換する貴重な場が設けられています。視聴者は、その議論を通じて未来のファッションの可能性を感じることができるのです。

日本においても、サステナビリティへの意識が高まる必要があります。KoH Tのようなブランドが積極的にアプローチを行うことで、消費者の意識改革を促し、大きな変化につながることが期待されます。ファッションは身近な存在であり、持続可能な行動のきっかけとなる可能性があるのです。

デザイナー糀氏は、福岡出身で数々の賞を受賞した実績を持ち、KoH Tを通じて東京を拠点に活動しています。同ブランドのクリエイティブパートナー小澤由美子氏は、高いスタイリング力を生かして、全てのクリエイティブ業務に携わっています。2人は共にブランドの成長をサポートし続け、新たな価値をファッションの世界に供給しています。

KoH Tの公式ウェブサイトやSNSを通じて、その最新の作品をぜひチェックしてください。新たな挑戦と共に、持続可能なファッションの未来を感じられることでしょう。

Helsinki Fashion Weekの詳細や視聴方法については、公式ウェブサイト（http://helsinkifashionweeklive.com/）を参照してください。事前登録を行うことで、デザイナーたちによるエシカルなファッションに関するトークセッションやコレクションの上映が見ることができる特別な体験をお楽しみいただけます。