サステナブルな未来を作る「AGRIKO FARM」
東京都世田谷区に位置する「AGRIKO FARM」は、屋上でのアクアポニックスを利用し、持続可能な循環型農業を実現しています。この独自の取り組みは、自然と共生した農業の新たな可能性を示しています。
開放的な空間と心地よい水の音
「AGRIKO FARM」桜新町は、都会の真ん中にありながら、開放的な雰囲気を持ち、アクアポニックスから流れる水音が心地よい癒しを提供します。この場所は、地域住民にとって憩いの場となるコミュニティファームを目指しています。
FARM to TABLEを体験
4月下旬より、同ファームで収穫された新鮮な野菜が、1階の「OGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町」のランチメニューに登場します。地元の新鮮な食材を利用した「FARM to TABLE」の体験が楽しめます。
メニュー内容
- - コース名:桜新町ランチコース
- - 内容:スープ、前菜、メイン、パン、デザート、ドリンク
- - 価格:3,300円(税込)
営業時間は7:00〜22:00で、定休日はありません。
アクアポニックスの仕組み
アクアポニックスでは、魚と野菜を一緒に育てることで、双方にとって有益な環境が生まれます。魚の排泄物をバクテリアが分解し、これが植物の栄養となります。そして、植物が水を浄化し、再び魚の水槽に戻ります。このような循環システムは、まるで「小さな地球」のようです。
AGRIKO FARM では、リーフレタスや小松菜などの葉物野菜と、イズミダイの養殖が行われています。全ての作物は、農薬や化学肥料を一切使用せず、抗生物質も使用しない持続可能な方法で育てられています。また、循環に必要な栽培設備には、地域の竹を使用しており、地域資源の活用にも注力しています。
栽培モニタリングシステムの導入
農園にはモニタリングシステムが導入されており、遠隔地からでも植物や魚の育成状況を確認できます。この技術により、365日休むことができない農作業の効率化が実現され、働き方の改善にも寄与しています。
代表からのメッセージ
女優の小林涼子が、家族の健康問題をきっかけに農業に興味を持ち、AGRIKOを設立しました。彼女は、農業は子供に継がれていくものであったが、今の時代を考え、私たち自身がその役割を担うべきだと考えています。これからも、地域の人々が自立した生活を送り、環境に優しい未来を作るために努めていきます。
持続可能な農業の未来を目指して
AGRIKOは、地域の障がい者と企業をつなげることで、持続可能な農福連携を実現しようとしています。これにより、農業の魅力を広め、人々に美味しい食材を届け続けることを目指しています。AGRIKO FARMは、単なる農業ではなく、地域社会の発展を支える新たな道を切り開いています。