環境配慮の新包材
2023-03-30 10:00:02

学校給食向けに植物由来ポリエチレン製包材が導入決定!

新しい環境配慮型の学校給食牛乳用紙容器の導入



日本テトラパックが、新年度より日本の学校給食向けに、植物由来ポリエチレンを使用した新しい紙容器を導入することが発表されました。これは、国内で流通している学校給食用牛乳の紙容器としては初めての事例なのです。この新しい包材は、全国の小・中学校において、環境に配慮した給食牛乳を提供するために設計されています。

導入される新包材は、いかるが牛乳、オーム乳業、九州乳業、四国乳業、泉南乳業、チチヤス、森乳業の7社から供給され、2023年度内には全国約2,580校に配布される予定です。日本テトラパックでは、この新包材が導入されることにより、環境負荷が大幅に軽減されると期待しています。

実際、この新しいポリエチレン素材は、サトウキビ由来で、化石燃料に依存しない点が特に大きな特徴です。この取り組みにより、年間で1,100トンの化石由来プラスチックを削減し、SDGsの目標達成にも貢献することを目指しています。教育機関で使用される牛乳にも、こうした持続可能なパッケージが使われることは、環境意識の向上に寄与するでしょう。

また、全てのテトラパック紙容器は、FSC®マークの認証を受けており、持続可能に管理された森林からの木材を原料とし、再生可能な資源を活用しています。サトウキビもボンスクロの認証を取得しており、持続可能な生産方法が保証されています。

この植物由来ポリエチレンを使用した容器は、Carbon Trustの認証を取得する可能性があり、これによりCO2削減率を視覚的に示すことができます。こうした取り組みは、持続可能な社会に向けて大きな前進です。

さらに、日本テトラパックは、紙容器の回収・リサイクルを強化し、環境教育にも力を入れています。特に、「ベルマーク教育助成財団」に協賛し、学校給食で使用された紙容器を回収してリサイクルできる仕組みを構築することで、次世代に向けた環境意識の向上も目指しています。

大森悠子サステナビリティディレクターは、今回の取り組みについて「子供たちに身近な形で環境問題を考える機会を促進することができる」と期待のコメントを寄せています。

これらの取り組みにより、日本テトラパックは、循環型経済の実現と低炭素社会の実現を図り、2030年までには自社での温室効果ガス排出量をネットゼロにすることを目指しています。

新しい包材によって、より多くの子供たちに持続可能な製品が届き、将来の環境問題に対する意識を高めることを期待したいです。日本テトラパックが目指す持続可能な社会の実現に向けた取り組みは、今後も注目されることでしょう。

会社情報

会社名
日本テトラパック株式会社
住所
東京都港区元赤坂1-3-13 赤坂センタービルディング16F
電話番号

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