学生がドラッグストア業界に革新をもたらす取り組み!AIを駆使したプロジェクト始動
近年、消費者の購買行動は多様化し、小売業界では従来のやり方だけでは市場に適応できない時代が訪れています。そこで、(株)True Dataが中心となり、専門学校山形V.カレッジの学生が実際のドラッグストアを舞台にデータマーケティングの教育プログラムを来る2025年9月に開始することが決定しました。このプロジェクトには、ドラッグストアを運営する株式会社ヤマザワ薬品や、卸売業のアルフレッサ ヘルスケア株式会社、広域的なビッグデータを有する団体Dreamなどが参加しています。
プログラムの概要
このデータマーケティング教育プログラムは、学生が「ドラッグヤマザワ清住町店」の購買データや消費者のビッグデータ、さらにAIを駆使して、データ分析から施策の立案、実行、そして効果検証までを一貫して行う内容となっています。参加する学生たちは、ドラッグストアの実際のデータを通じて、社会で求められるデータ分析スキルや問題解決能力を培うことを目的としています。
具体的な取り組み内容
このプログラムでは、学生たちは単にデータを解析するだけではなく、実際に店舗の売場作りに関与し、その効果を測定するまでの一連のプロセスを経験します。具体的な流れとしては以下のようになります:
1.
データ分析
学生はAIを活用して、ドラッグヤマザワ清住町店の購買データとTrue Dataが提供する生活者のビッグデータを重ね合わせ、地域特有の購買傾向や潜在的なニーズを可視化します。
2.
企画立案
店舗の視察を通じて、学生は店舗の特徴を把握した上で、棚割や陳列方法、販促キャンペーンなどの施策を企画します。これに対して、各社からのフィードバックを受けて内容を洗練させます。
3.
施策実行
最終的に、学生が考案した施策を店舗で実施します。これは、理論を実践に移す貴重な機会です。
4.
効果検証
施策実施後に、再度購買データを分析し、施策の成果を数値で検証します。これによって、学生は自身の提案がどれだけ成果を上げたかを定量的に評価できるようになります。
参加企業の協力体制
このプログラムは、さまざまな企業の協力を得て実施されます。山形V.カレッジは、データに基づく企画立案と流通業界における実践的な学びを提供します。ヤマザワ薬品は購買データの提供や学生への情報提供を行い、アルフレッサ ヘルスケアは講義やグループワークでの参加を通じて技術的なサポートを提供します。一方、Dreamは教育コンテンツの提供とプログラム全体の管理を担っています。True Dataはデータ分析環境を整備し、全国規模の購買データを提供することで、プログラムの実施を支援します。
このインターンシップを通じて学生は、実際のビジネスシーンに近い体験をしながら、将来的なキャリアに繋がるスキルを習得します。また、地域に根ざした企業との連携によって、次世代のデータマーケティング人材の育成に寄与することが期待されています。
取材のご案内
授業の様子や関係者への取材が可能な日程は2025年9月30日です。取材をご希望の方は、山形V.カレッジの教頭 後藤清彦までご連絡ください。