SNS「いつでもおかえり」の成長と目指す未来
株式会社祭(https://matsuli.jp)は、やさしいSNS「いつでもおかえり」(https://matsuli.jp/s-itudemo)を通じて、メンタルヘルス市場における新たな課題解決を目指しています。このたび、当社は株式投資型クラウドファンディング(ECF)を活用し、事業のさらなる拡大に向けた資金調達を行うことを発表しました。
SNSの進化と新たな資金調達
「いつでもおかえり」は、クリーンなコミュニケーション環境を提供するために設計されたSNSであり、自然流入のみで35,000DLを突破し、現在は月間アクティブユーザー(MAU)が10,000名を超えています。このプラットフォームは、心理的な安全性を重視しており、使用率の高さと高い継続率(約60%)を保つことに成功しています。
ECFを通じての資金調達期間は2025年7月17日から8月4日で、目標額は508万円、上限は2,016万円です。これらの資金は、
- - WEB版プラットフォームの開発やユーザー体験の向上
- - 自治体との連携拡大を目指した営業・開発体制の強化
- - 独自AI技術の開発と大学連携研究の促進
といった目的に活用される予定です。
メンタルヘルス市場の重要性
現在、日本では78.2%の人々が悩みや不安を抱えているとされていますが、精神医療機関を利用しているのはわずか30%に過ぎません。このため、多くの人々が必要なサポートを受けられずに困っています。また、メンタルヘルス市場は今後の成長が見込まれており、2024年に3.8兆円、2033年までには5.3兆円に達すると予測されています。
そのため、株式会社祭は「いつでもおかえり」を通じて、メンタルヘルスの相談先がない人々に安心できる居場所を提供しています。このSNSでは、匿名性が保証されており、共感を促進する仕組みが整えられています。
特徴と利用のしやすさ
「いつでもおかえり」では、非公開の居場所として安心して利用できる環境を実現しています。
- - 匿名利用が可能
- - 「よしよし」スタンプを用いた共感型コミュニケーション
- - 炎上やトラブルを避けるためのリポスト機能・DM機能の排除
これにより、ユーザーは気軽に本音を投稿できる居場所を持ち、つながりやすさが生まれています。これが高い継続率に寄与しており、SNS業界内でのパフォーマンスが顕著に優れています。
AI技術による次のステップ
さらに、プラットフォームのデータをもとに、独自の感情分析AIの開発を推進しています。このAIは、日常の投稿から声なきSOSをキャッチし、ユーザーが気づく前に適切な専門サポートへと橋渡しする役割を担います。
収益モデルの構築
また、株式会社祭は持続可能な収益モデルの構築も視野に入れています。
1.
高付加価値マッチング広告:心理的安全性の高い環境でのデータ活用による広告収益。
2.
自治体連携事業:子育て支援や孤独対策などの社会課題解決。
3.
段階的な収益源の拡大:WEB版公開後のプレミアム機能やサブスクリプションサービス。
これらの取り組みは、持続可能な社会インフラの確立を目指すものです。
メディア掲載と社会的影響
「いつでもおかえり」は、複数のメディアにも取り上げられ、注目を集めています。特に、ユーザーの心理的安全を守るための設計哲学が評価されています。
代表者の言葉
代表取締役の清水舞子氏は、「なんでもないふりをして、みんな少しずつ傷ついている。私たちが目指すのは『治す』ことではなく『一緒にいる』こと。ひとりぼっちを生まない社会を実現します」と語っています。
まとめ
「いつでもおかえり」は、単なるSNSの枠を超え、メンタルヘルスの課題解決に向けた労力を注いでいます。今後の展開に注目が集まる中、私たちもこの温かいコミュニティに参加し、支援することが求められています。