佐内正史の展覧会「展対照 第二部」が東京に登場
東京・代々木八幡に位置するVacant/Centreで、著名な写真家、佐内正史の展覧会「展対照 第二部|Tentaishow Part 2」が2月14日から3月10日まで開催されます。本展は、佐内正史の独自の視点で切り取られた作品を通して、彼が探求し続けてきた「写真」という存在の意味と意味を再認識できる貴重な機会です。
展覧会の概要
佐内正史は、1997年に写真集『生きている』でデビューして以来、数々の受賞歴を誇ります。彼の作品は、木村伊兵衛写真賞の受賞を含め、多くの評価を得ています。今回の展覧会は、彼の自主写真集レーベル「対照」から厳選された作品を展示販売するシリーズ「展対照」の第二部であり、昨年の第一部に続くものとなります。
本展では、最新の写真集『写真がいってかえってきた』を中心に、2008年の『ARCA』、2011年の『パイロン』から選ばれた作品が展示されます。特に、佐内のアトリエで一枚ずつ手焼きされた美しい写真プリントが特注の額装に収められ、多くの来場者にその魅力を伝えます。
写真の道程と意味
ここ数十年間、写真の存在意義や媒介としての役割が劇的に変化してきた今日です。しかし、佐内はその変化に目を向けつつも、常に写真を撮り続けてきました。彼の作品は、写真というメディアを通して、私たちの視覚や記憶にどのような風景と言葉をもたらすのかを探求しています。
「今一度、写真へと戻る道程には、一体どのような新しい風景や言葉が生まれるのだろうか」という問いは、観る者にとって深い思索を促すものです。展覧会に訪れることで、佐内の視点から見る新たな写真の世界を体験できることでしょう。
展覧会の詳細
- - 名称: 展対照 第二部|Tentaishow Part 2
- - 期間: 2025年2月14日(金)〜3月10日(月)
- - 開館時間: 13:00 - 18:00 (金〜月オープン)
- - 入場: 無料
- - 場所: Vacant/Centre (東京都渋谷区元代々木町27-6)
- - 展覧会ページ: こちら
佐内正史は、静岡県出身の写真家であり、国内外で活躍を続けています。多くの個展やグループ展に参加し、さらに映画撮影など多岐にわたる活動を展開しています。彼の公式サイトやInstagramもぜひご覧ください。
Vacant/Centreの背景
Vacantは、2009年に東京・原宿でオープンし、文化的な営みを考察・実践する場として成長しています。2021年には新たな拠点「Vacant/Centre」を設立し、さまざまな場作りを進めています。文化とアートの交流が生まれるこの貴重な場所で、佐内正史の世界に触れるチャンスをお見逃しなく!