新問題に立ち向かう新たなブランド戦略
長野県松本市に本社を構える藤原印刷株式会社と、東京都港区の博報堂ケトルがタッグを組み、新たなブランド戦略『プレスブランディング』を発表しました。このプロジェクトは、情報の氾濫とデジタルコンテンツの普及が進む中で、企業のメッセージや価値を物理的な形で再構築することを目指しています。
デジタル時代におけるブランドの課題
現在、情報のコモディティ化が進み、企業が発信する情報が簡単に埋もれてしまうことが懸念されています。SNSやウェブ広告は、流れに乗る消費剤となり、短期間で記憶から消えてしまうことが多いためです。このような状況において、企業は物理的な形で継続的に価値を提供する必要があります。
触覚的情報の価値
藤原印刷と博報堂ケトルは、企業のブランドを素材とプロセスによって再定義することに注力しています。心理学的に、物理的な手触りが伴う情報は、デジタル画面の視覚情報に比べると、記憶に残りやすいことが証明されています。企業のメッセージを、五感に訴える形で実体化することが、顧客の信頼を深める鍵となります。
プレスブランディングの3つの利点
- - 記憶に残る体験: 手触りや質感、匂いなどのフィジカルな要素は記憶に深く刻まれ、消費者の心に残ります。
- - 物質としての資産形成: 一過性のデジタル情報とは異なり、プレスブランディングによって生み出された物は持続的な資産となり得ます。
- - コストと覚悟の可視化: 物理的に形を変えるプロセスが、企業のメッセージや価値観を伝える重要なシグナルとなります。
企業の本質を体現する『藤原印刷ハラカド見本室』
このプロジェクトの一環として、期間限定でオープンする『藤原印刷ハラカド見本室』では、企業のビジョンや目的を具現化するための事例紹介や相談を行うスペースが設けられています。創造力にあふれたクリエイターたちや一般の個人と対話し、その想いを形にするサポートを提供します。
見本室の主な機能:
1.
企業版「クラフトプレス」の相談窓口: 企業のビジョンを具体的に形にするための事例展示や相談が可能です。
2.
個人の想いを物質化する支援: 熱意を持つ個人やクリエイターのニーズに応じた印刷相談も行います。
3.
次世代を見据えたPR活動: 若い世代に向け、印刷の可能性を広げる活動を推進します。
開催概要
- - 日程: 2026年3月23日(月)~3月27日(金)
- - 時間: 11:00~19:00
- - 場所: 東急プラザ原宿「ハラカド」4F(東京都渋谷区神宮前6-31-21)
- - 入場: 無料
- - 印刷相談: 予約制(予約は3月13日(金)にWEB・SNEにて受付)
企業の特長
博報堂ケトル
『アイデアを沸かせて、世の中を沸騰させたい』というビジョンを持つクリエイティブエージェンシーであり、クライアントごとの課題解決のためにあらゆる手法を駆使し、創造的なアプローチを提供しています。
藤原印刷
戦後から続く印刷会社で、70年の歴史を持つ藤原印刷は、出版に対する深い理解と企画段階からサポートを提供してきました。「クラフトプレス」などのユニークなプロジェクトを通じて、さまざまなクリエイターや企業とのコラボレーションを行っています。
まとめ
藤原印刷と博報堂ケトルの革新的な試み『プレスブランディング』は、情報過多の時代において企業がどうやって価値を伝えることができるかを考え抜いた結果生まれたものです。今後の展開に大いに期待が寄せられています。