抗菌技術の新展開
2021-07-01 15:00:06
札幌エレクトロプレイティング工業、抗菌技術で新たな安全性を提供へ
札幌エレクトロプレイティング工業がもたらす抗菌技術
札幌エレクトロプレイティング工業(SEP)は、COVID-19を含む様々なウイルスに対する「不活化」効果を有する抗菌技術を新たに提供開始しました。この技術は、めっき処理に抗菌皮膜を施し、医療現場や食品工場などの衛生環境を向上させることを目的としています。
抗菌めっきの効果とメカニズム
SEPが開発した抗菌めっき処理は、特に新型コロナウイルスに対して高い有効性を示しています。実験によると、6時間反応させることでウイルスの不活化率は10%未満、12時間では0.01%以下、さらに24時間経過すると0.00001%以下まで減少することが確認されています。このような効果は、抗菌性・防かび性・防藻性・抗ウイルス性をもたらし、さまざまな場面での導入が期待されています。
特に、医療分野や食品産業、教育施設など、衛生基準が厳格に求められる環境において、この技術は重要な役割を果たすでしょう。
SAVAとのコラボレーション
札幌エレクトロプレイティング工業は、ドアソリューションを提供するSAVAと提携し、抗菌めっき処理を施した建築用ステンレスハードウェアの販売を強化していきます。SAVAは、JNFのアジア地区における販売拠点として、ステンレス製のドアクローザー、ヒンジ、レバーハンドル、引手、電気錠など多岐にわたる製品を手掛けています。この協力によって、抗菌性の高い製品を中国を中心としたアジア市場へと広げていく方針です。
今後の展開
2021年7月からは、抗菌ブランド名「KO-3」としてこれらの製品をアジア地域やヨーロッパ地域に向けて販売を開始しています。これにより、各国の衛生基準を満たすことができる製品として、ますますその需要が高まることでしょう。
札幌エレクトロプレイティング工業の抗菌技術は、現代社会において益々重要視される衛生環境を支える重要な一手となります。今後も、その発展と普及に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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札幌エレクトロプレイティング工業株式会社
- 住所
- 北海道札幌市西区発寒十三条12丁目2-15
- 電話番号
-
011-661-3393