栄養療法外来を支える新たなプログラム、グリーンメチルの挑戦
株式会社グリーンメチルは、医療機関における栄養療法をより効果的に運営するための「栄養療法外来ローンチ・プログラム」を開始しました。このプログラムは、特に優れたGOAL(目標)設定を重視し、院内の全職種が共通の理解を深めることで、組織の連携を強化し、診療および運営を一貫したものにすることを理念としています。
プログラムの背景
医療現場では、単なる目標としてのGOALだけではなく、組織としての方向性を示す重要な指標として位置づけられています。GOALが不明瞭である場合、診療や業務においての優先順位が迷走し、「目指すべき状態」が見失われることが懸念されます。特に栄養療法が新たに導入される段階では、診療プロセスの設計や患者への説明方法、役割分担の明確化、収益計画など、多くの重要な決定が求められます。いい加減なGOAL設定では、職種ごとの判断が分散し、クリニックの運営が困難になってしまいます。
そこで、グリーンメチルのプログラムは、GOAL設定の基本観点と実装手法を統一し、診療面と経営面の両方をカバーする目標設定を可能にします。これにより、院内チーム全体が同じ方向に向かう組織体制を構築します。
プログラムの実施内容
この新たなプログラムは、全4セッションから構成されており、医師、看護師、管理栄養士、および受付が対象です。各セッションは1.5時間であり、オンラインまたはクリニック内で実施可能となっています。以下が具体的な内容です:
1.
オンボーディングセッション
- 目的: 栄養療法外来立ち上げに不可欠な視点の理解
- 内容: プログラム概要の説明、視座の提供、定性GOAL設定
2.
GOAL設定セッション
- 目的: 効果的な栄養療法外来立ち上げに資する理想的GOALの設定
- 内容: 定性GOALと定量GOALの策定
3.
戦略構築セッション1
- 目的: 理想GOALに基づいた初期戦略の策定
- 内容: ソリューション設計、価格設定、数値計画を含む
4.
戦略構築セッション2
- 目的: 理想GOALに基づいた戦略の実践的展開
- 内容: 先に策定したプランの実行に向けた詳細設計
プログラムのメリット
このプログラムに参加することで、医療機関はGOAL設定の標準化を進めることができ、方向性を統一することが可能となります。そして、業務の再現性や効率性の向上が期待できるほか、収益計画の策定を通じて持続可能な経営も実現します。
取締役の匂坂仁哉氏は、「栄養療法外来の成功は、治療法や検査手法だけでなく、院内のメンバー全員が同じ方向性を持てるかにかかっている」と語ります。
メディテックハブとの連携
さらに、グリーンメチルは、「メディテックハブ」と呼ばれるプラットフォームを通じて、医療現場の構造的問題を解決するための支援も行っています。電子カルテ、血液栄養解析、サプリ販売などを一括でクラウド提供し、クリニックの理想的な診療体制と経営目標をデータとともに支援します。
新たに友だち追加した場合は、特典も用意されており、さらなる学習や体験の機会も得られます。興味がある方は、ぜひ公式LINEアカウントを通じてチェックしてみてください。
グリーンメチルの取り組み
株式会社グリーンメチルは、埼玉県さいたま市に本社を構える企業で、医療クラウドサービスの開発や運営を行っています。収益向上や事業の持続性を支える新たな戦略が、栄養療法外来の普及とともに期待されています。