ディアイスクエア、新たなAIサービスでコールセンター業務を支援
株式会社ディアイスクエアは、コールセンター業務の効率化を図る新サービス「EasyAnswer JINN/RAG-Opt」を発表しました。この新しいサービスは、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)のAI技術、特にIBM watsonx.aiを活用しており、オペレーターの応対業務をサポートすることを目的としています。2024年11月19日からサービス提供が開始される予定です。
コールセンター業務の現状
コールセンターは企業の重要な顧客接点であり、オペレーターの応対はその企業のイメージ形成に直結します。しかし、昨今の労働市場の状況、特に人材の不足や賃上げに伴い、オペレーターの採用や育成、定着が困難になっています。この結果、適切な応対を行うまでに時間がかかり、回答の一貫性が欠如するなどの課題が生じています。
新サービスの特徴
「EasyAnswer JINN/RAG-Opt」では、過去の応対履歴や自社のデータを組み合わせることで、オペレーターの質問に対し、瞬時に適切な回答候補を提供します。これにより、業務の効率が大幅に向上し、オペレーターの対応時間も短縮されます。また、AIによる回答の品質向上が期待されるため、経験のあるオペレーターが持つノウハウも他のメンバーに共有されやすくなります。
イノベーションの裏付け
ディアイスクエアは、サービス開発の過程で複数の大規模言語モデルを検証した結果、IBMのGranite日本語版が特に日本語の回答精度で優れていると判断しました。この技術を駆使することで、ビジネスの現場での実用性を高めています。
サービスの展望
今後、ディアイスクエアは、大手企業向けに「EasyAnswer JINN/RAG-Opt」を提案していく予定で、コールセンター運営者のニーズに応じて柔軟にカスタマイズ提供を行う体制を整えています。また、IBMと協力し、AIを活用したデジタル変革の推進に努めていく考えです。これにより、企業が抱える業務の課題解決に向けた一層の支援を目指します。
まとめ
「EasyAnswer JINN/RAG-Opt」は、厳しいコールセンター業界においてオペレーターの業務効率を大きく改善する可能性を秘めた革新的なサービスです。ディアイスクエアは、今後も技術革新に追随しつつ、より良いサービスを提供し続けることで、クライアントの期待に応えていきます。技術の進歩に伴い、企業の競争力を高めるための支援を引き続き行っていく所存です。