一建設、新たな耐震技術「HW5.0Σ」の導入
一建設株式会社が、自社開発した耐力壁「HW5.0Σ」を2026年6月から本格的に導入することを発表しました。この新技術は、特に都市部の3階建て住宅のニーズに応える形で設計されており、高い耐震性能を誇ります。
耐力壁の重要性
住宅の安全性は、特に地震の多い日本において重要な要素です。特に都市部では、限られた敷地に居住空間を確保しながらも、高い耐震性能を求める声が高まっています。この要求に応えるために、地域に合った建設技術が必要です。「HW5.0Σ」は、そのようなニーズに応えるべく開発された画期的な技術です。
「HW5.0Σ」、その特徴とは?
「HW5.0Σ」は木製筋交いを使用した耐力壁であり、壁倍率6.3を達成した初の大臣認定を受けています。高い耐力、靭性、剛性を持ち、設計の自由度を高めつつ、コスト削減も実現するための技術が詰まっています。具体的には、以下のような特長があります。
- - 設計の柔軟性: 従来の木製筋交い耐力壁では難しかった、小開口や壁体内収納、設備配管ルートを確保できるため、狭小住宅でも自由なプランニングが可能です。
- - 高い耐震性能: 特許を取得した接合方法を採用することで、筋かい材や柱への損傷を軽減しながら、高い耐震性能を誇ります。
- - コスト低減と安定した品質: 国産のLVL規格木材を使用することで、品質の安定化を実現しつつ、木材使用量を抑えることにより、コスト面でも利点があります。
施行と実証実験
一建設は、2025年10月に東京都板橋区での分譲戸建住宅で「HW5.0Σ」を初めて公開し、その後の実証・検証を進めてきました。この取り組みを経て、2026年6月には本格的な導入が開始されます。
今後は、都市部における3階建て戸建住宅および集合住宅へと使用範囲を拡大し、連携開発パートナーを通じた一般販売を行うことで、より多くの住宅事業者への普及を目指しています。
一建設の今後の展望
一建設は、既存技術をさらに向上させ、消費者にとって便利で安全な住環境の提供を目指しています。これからも、耐震性能の向上や低コスト化に注力し、市場のニーズに応える住まいを提案していく方針です。
会社情報
- - 社名: 一建設株式会社
- - 代表取締役: 堀口忠美
- - 本社住所: 東京都豊島区南池袋2-25-5 藤久ビル東5号館
- - 設立: 1967年
- - 資本金: 32億9,800万円
住宅業界の新たな技術を提供し、未来の住まい方を模索する一建設に今後も注目です。