最近、福岡市に新たなクラフトビールの話題が舞い込んできました。『ONE craft(ワン・クラフト)』が、日本最大のビールコンペティションである「ジャパン・グレートビア・アワーズ2025」で見事金賞を受賞したのです。この賞は国内で醸造されたビールの中でも特に優れた作品に贈られ、今年は231の事業者から808銘柄が出品されましたが、金賞を獲得したのはたったの8%に過ぎません。その中でも、セッション・インディア・ペールエールの部門で『ONE craft』が唯一の受賞を果たしました。
特に注目すべきは、金賞発表の場面が国内最大級のビールイベント「Beer EXPO2025」で行われたことです。このイベントでは500種類以上のビールが集まるため、多くのビールファンからも注目を集めています。受賞の知らせを受けた渡邊雄介氏は、ビールづくりにかける情熱を語り、ワンビルに関連する人々が力を合わせて生まれたこの作品の成功を喜んでいました。
『ONE craft』はワンビルに開業記念商品として誕生したオリジナルクラフトビールで、その開発はあおぞらブルワリーの渡邊氏が手がけました。ビールのスタイルはセッション・IPAで、アルコール度数は4.5%と飲みやすく、ホップの芳香とモルトの風味を兼ね備えた琥珀色のビールです。特徴的な香りを生み出すために、異なる産地やキャラクターの5種類のホップが使われており、飲む人に複雑なアロマ体験を提供しています。
また、パッケージデザインにも注目が集まります。未来を感じさせる白地にワンビルの独特の形を模したデザインが施され、多様な出会いや価値が生まれる様子が表現されています。
このクラフトビールの開発に至った背景には、ワンビルの開発コンセプト「創造交差点」があります。地域の魅力を生かした「食」を通じて、コミュニケーションの場を提供するという仕掛けから、このビールが誕生したのです。開発プロセスでは、入居企業で働く300名の男女から意見を集め、約3か月後には試飲会を経て、最終的な味のイメージが形になっていきました。
今後、『ONE craft』は新たな福岡のビール文化を築く重要な存在になるでしょう。創造的な文化や多様性が交わる場所を提供し、来るべき未来に向けて新しい価値を生み出す役割を果たすと期待されています。
このように、コンペティションでの受賞を通じて、『ONE craft』は福岡の地域資源を活かした新たな魅力の発信源として、ますます注目を集めることでしょう。ビールファンや地域の人々と共に、新しい時代を切り開いていく姿が楽しみです。この機会に、ぜひ新たなクラフトビールを体験してみてはいかがでしょうか。興味のある方は、ワンビルの公式InstagramやLINEから最新情報をチェックしてください!
公式Instagram:
@onefukuokabldg.official
公式LINE:
ワンビルLINE
最後に、「ジャパン・グレートビア・アワーズ2025」についてですが、このコンペティションはバランスやアフターテイストが重視され、出品されたビールは絶対評価されるため、毎年多くの注目を集めています。受賞すること自体がビールの品質を証明するものであり、今後のクラフトビール業界にとっても重要なイベントとなっています。