ベトナム北部での新物流拠点の誕生
鴻池運輸株式会社のグループ会社であるAnpha-AG Joint Stock Companyが、ベトナム北部バクニン省に日系企業として初めての冷凍・冷蔵倉庫を設立することが決定しました。本倉庫は21000平方メートルの敷地に建設され、食品や食品原料を扱うことを主眼としており、通常の冷凍冷蔵保管に加え、空調管理が行える特別な区画も設けられます。この新倉庫の計画は、2027年6月から始まり、2028年1月に業務を開始する見込みです。鴻池運輸グループ内のKonoike Vinatrans Logistics Co., Ltd.が、この新しい拠点の運営を担うことになります。
新倉庫建設の背景
最近のベトナムでは、経済の成長や都市化が進んでおり、冷凍・冷蔵食品や医薬品など温度管理を必要とする商品の需要が急激に増加しています。その影響で、外食市場も著しい成長を迎えており、コンビニエンスストアやスーパーマーケットの新規出店が増加しています。これらの現象は、冷蔵冷凍物流サービスの需要に拍車をかけていますが、北部地域には冷凍・冷蔵に対応した倉庫が不足している現状です。鴻池運輸は、1993年にベトナムに進出して以来、30年以上の実績があり、これまでの経験を生かして定温物流の基盤を整備していく方針です。
また、K-Vinaが提供する南北間の定温輸送サービス「KONOIKE VINA EXPRESS®」と新倉庫を連携させ、南部で集荷した品を北部に保管し、各種店舗や事業所へ配送する一貫したサービスを提供することを計画しています。これにより、効率的な物流運営と安定供給の確立を目指します。
ベトナム北部新倉庫の特徴と概要
新倉庫の建設に関する具体的な情報は以下の通りです:
- - 延床面積:12,300㎡
- - 構造:鉄骨平屋造
- - 保管能力:11,600パレット
- - 取扱品:食品・食品原料(冷凍食品、冷蔵食品、生鮮品など)
- - 所在地:バクニン省
- - 着工予定:2027年6月
- - 稼働開始予定:2028年1月
今後の展開と冷凍物流業界への影響
KONOIKEグループは、ベトナムでの定温物流拠点の整備を進めていく計画です。今後はダナンやカントー、ハイフォンなど中部および南部地域でも拠点の強化を検討し、全国的な冷凍・冷蔵物流ネットワークの構築を目指しています。これにより、より多くの地域で温度管理されたコールドチェーンが実現され、品質の高い食材や製品が消費者へ届けられることが期待されています。
KONOIKEグループのベトナム事業
KONOIKEグループは、1993年から続くベトナムでの物流事業を展開し、現在はAnpha-AG、K-Vina、Vinako Forwarding Co., Ltd.、BEL International Logistics Vietnam Company Ltd.といった4社でサービスを提供しています。これにより、ベトナム全土で迅速かつ効率的な物流を実現し、地域経済の発展にも寄与しています。