地域資源を見直す「すみだ・千葉大学driデザインスクール」
墨田区と千葉大学が共同で行っている「すみだ・千葉大学driデザインスクール」は、地域資源の発見と活用を目指し、社会人向けのデザイン講座を開講しました。8月から約6か月という長期間、約50名の社会人が参加し、デザイン思考に基づいた学びを深めてきました。
デザイン思考は、モノやコトを創造する際の思考プロセスとして近年注目されています。受講者たちはこのプロセスを通じて、地域の課題を見つけ出し、どのようにその解決策を見出すかを学びました。講座の最終日である2025年1月10日には、成果発表会が行われる予定です。
成果発表会の詳細
発表会は以下の予定で開催されます。
- - 日時: 令和7年1月10日(金)午後6時〜午後8時
- - 会場: 千葉大学墨田サテライトキャンパス(墨田区文花1-19-1)
この発表会では、受講者たちが9つのテーマについて課題解決の成果を発表します。テーマは、祭り、福祉、グリーンスローモビリティ、川、空き家活用、神社仏閣、職人、SDGs、トマソンと幅広く、地域に密着した内容となっています。
講座の目的と重要性
この講座は、地域の問題を発見し、同時に地域資源を見直すことが目的の一つです。受講者は、社会参画の重要性を再認識し、地域課題を解決する方法論を学ぶことで、今後の地域づくりに貢献することが期待されています。
「課題発見・課題解決」、「資源発見・資源活用」のプロセスが特に重視されており、受講者はこれを通じて地域社会の一員としての自覚を高め、持続可能な地域づくりへの意識を養っています。
デザイン思考のスキルは、単にビジネスや地域活性化だけではなく、受講者個々のキャリアや人間関係の構築にも活かされることでしょう。参加者たちは、多様なバックグラウンドを持っており、その経験を持ち寄ることで新たな視点が生まれることを楽しみにしています。
この講座が地域にどのような影響を与えるのか、成果発表会はその一端を知る貴重な場となることでしょう。地域に根ざした課題へのアプローチや、デザインによる解決策に興味がある方は、ぜひ成果発表会に足を運んでみてください。