2025年ベルリン国際映画祭:参加プロデューサー3名決定
2025年2月にドイツ・ベルリンで開催される「ベルリン国際映画祭併設ビジターズプログラム」に参加する映画プロデューサーが発表されました。このプログラムは特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が経済産業省の支援で実施するもので、映画プロデューサーに国際共同製作のノウハウを学ぶ貴重な機会を提供します。
参加プロデューサーの紹介
選ばれたプロデューサーは以下の3名です。それぞれが異なるバックグラウンドを持ち、国際的な映画制作に挑戦しています。
古市あきほ
- - 所属: Prism Pictures
- - 生年: 1994年、名古屋出身
- - 学歴: 立教大学社会学部卒業
- - 経歴: シンガポールのJiekai Liao監督と共にPrism Picturesを設立し、制作に携わる。最近の作品には、2024年に公開予定の『透明なわたしたち』やWebドラマ「マリッジプラン」がある。
彼女は、国際市場での観客の反応を理解し、多様な文化背景を活かした作品製作に力を尽くしています。
吉原裕幸
- - 所属: 国際共同製作専門の映画プロデューサー
- - 学歴: 慶應義塾大学総合政策学部卒業、東京藝術大学大学院映像研究科修了
- - 経歴: TBSスパークルを経て、現在は国際共同製作を主軸に活動。最新作『国道7号線』は第50回ソウル独立映画祭に正式出品されました。
彼の作品は、文化の架け橋となることを目指しており、国際的な評価を得ています。
吉岡フローレス亜衣子
- - 出身: 奈良県、現在はアメリカ・テキサス州在住
- - 経歴: なら国際映画祭のプログラマーとして活動し、日中合作映画にも関与。
彼女が手掛けた『霧の淵』は、サンセバスチャン国際映画祭でプレミア上映される等、国際的に高く評価されています。さらに、ドキュメンタリーへの挑戦も行っており、幅広いジャンルでの活動が期待されています。
ビジターズプログラムについて
このプログラムは、国際共同製作に関わるための重要な活動や、他国のプロデューサーとのネットワーキング、各国の助成金制度の理解を目的としています。
VIPOは、参加者がベルリンの文化に触れながら、今後のプロジェクトが発展するよう全面的にサポートします。また、プログラム終了後には体験レポートを公開し、成果を広く共有する予定です。
まとめ
映画プロデューサーとしての経験を積むための貴重な機会であるベルリン国際映画祭のビジターズプログラムに参加する3名のプロデューサーの今後の活動に注目が集まります。国際的な舞台で新たな一歩を踏み出す彼らの挑戦を応援しましょう!