映画撮影の未来を築く『Cinematic Quantum』の新プログラム
昨年より始まった「Cinematic Quantum(CQ)」は、映画撮影の分野で国際的に通用する人材を育成することを目的としています。このプログラムは、文化庁からの支援を受け、独立行政法人日本芸術文化振興会が運営し、日本映画撮影監督協会(JSC)がその実施を担当しています。
CQの取り組みと新たなステップ
これまで、京都と東京で行われたマスタークラスや単発のアカデミークラスでは、多くの学生や若手撮影技術者が集まり、知識と技術を磨いてきました。そして、2026年9月上旬から新たに始まる取り組みが「CQ: Academy Class」です。このクラスでは、映画撮影の基盤から実践的なスキルまでを包括的に学ぶことができます。
Academy Classは学生や若手の撮影助手を対象にした教育プログラムで、全8回の講座が月2回行われる予定です。講座は、東京のソニーDigital Media Production Center (DMPC) Japanを主会場にし、実践的な環境で学ぶ機会が提供されます。
教育プログラムの内容
CQ: Academy Classでは、講師陣が国際的な舞台で活躍する撮影監督で構成されています。彼らから学んだ経験や知見を次世代の映像制作人に伝えることで、技術のみならず国際的な視野を持った映像人材の育成を目指します。以下がプログラムのカリキュラムの一部です:
- - 露出とセンサー技術
- - レンズ光学とフォーカス
- - 構図とフレーミング
- - 照明の基礎と応用
- - 現場のワークフローと撮影監督の判断
- - カラーマネージメント
- - VFXと現代の映像制作
カリキュラムは、参加者に最も有益な内容になるよう、講師との調整を経て決定されます。
参加対象と申し込みについて
このプログラムは、映画や映像を学ぶ学生、撮影助手やカメラアシスタントなどの若手技術者、撮影監督を目指す方、さらには国際共同制作や海外作品への参加に興味のある方を対象としています。参加希望者は、2026年1月のマスタークラスのwebより情報を受け取り、8月中旬に協会のHPで具体的な申し込み案内が掲示される予定です。
教育機関との連携
CQは映画・映像教育機関との連携を視野に入れており、学生とプロフェッショナルが共に学ぶ環境を構築しています。世代を越えた知識の共有とコミュニティの形成を促進し、未来の映画制作を担う人材を育成していきます。国際的な視点を持った映像人材の輩出は、今後の映画業界において重要な要素となるでしょう。
まとめ
Cinematic Quantumは、文化庁・独立行政法人日本芸術文化振興会、そして日本映画撮影監督協会がタッグを組み、次世代の映像人材を育成するための大きな一歩を踏み出しました。新たなAcademy Classが始まることで、さらなる可能性が広がり、映画撮影の未来を築く仲間がここに集まることでしょう。