東京23区のホテル開発
2025-12-01 14:04:11

2026年に向けて活気づく東京23区のホテル開発動向

東京23区のホテル開発動向



株式会社マーキュリーが発表した最新の報告書により、東京23区内におけるホテルの開発が急速に進んでいることが明らかになりました。特に2026年には、供給件数がピークに達するとの予測が立てられています。これは、パンデミックの影響を受けたホテル業界が、一時的に落ち込んでいた後、訪日外国人旅行者の回復に支えられたものと言えるでしょう。

回復を遂げる観光市場



新型コロナウイルスの影響が和らぎ、訪日外国人旅行者数が急増しています。2024年には3,687万人が日本を訪れる見込みで、2023年の上半期にはすでに2,151万人が訪問しており、過去最高のペースです。この背景として、国内外からの観光需要の高まりが影響しており、それに伴いホテル開発の必要性が高まるのも理解できます。

竣工件数の回復



2020年以降の東京23区におけるホテルの竣工件数を見てみると、2020年には161件が計画され、東京オリンピックの影響で一時的ピークに達しました。しかし、パンデミックの影響で計画数は減少し、2022年から2024年にかけてはその影響が顕著でした。しかし、2023年以降は再び増加傾向に転じ、2025年には44件の竣工が予定されています。特に注目すべきは台東区で、ここは開発件数が突出して多く、観光名所に近いことが影響していると考えられます。

都心部の大規模開発



港区や中央区、千代田区などの都心部では、延床面積の大きい開発が続々と計画されています。特に東京駅や品川エリアの大規模再開発に伴うホテル開発が進められ、大きな面積を占めています。一方、台東区や墨田区は開発件数では多いものの、延床面積ではそれほどではないという傾向があります。

2026年のピーク



2026年に関しては86件のホテルが竣工予定で、これはコロナ禍以降の供給の中で最高の数字です。台東区、中央区、墨田区が引き続きトップを占め、インバウンド需要に対応した開発が進んでいます。この状況下で、特に千代田区では大手町と内幸町での再開発によってさらにホテルの供給が増加する見込みです。

結論



パンデミックからの回復の兆しが見えてきた今、2026年には東京23区においてもホテル開発が再び盛況を迎えることが予想されます。この投資の動きは、観光業界だけでなく、地域経済全体にもプラスの影響を与えるでしょう。

マーキュリーは1991年から不動産ビッグデータを駆使し続けており、現在はAI技術と融合したマーケティングプラットフォームを提供しています。今後も顧客ニーズに応じた高品質なサービスを提供し、不動産業界の未来を切り開いていくことを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社マーキュリー
住所
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル42階
電話番号
03-5339-0950

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