LIGHTz、プレシリーズBラウンドで8.9億円を調達！熟達者思考を可視化する技術で製造業DXを推進

LIGHTz、プレシリーズBラウンドで8.9億円調達！熟達者思考を可視化する技術で製造業DXを推進

茨城県つくば市に拠点を置く株式会社LIGHTzが、この度プレシリーズBラウンドにおいて8.9億円規模の資金調達を達成しました。これにより、累計調達額は17.5億円に上ります。今回の資金調達には、オルガノ株式会社、東京貿易ホールディングス株式会社、株式会社商工組合中央金庫、そして複数の事業会社と金融機関が参加しました。

LIGHTzは、日本の製造業が抱える深刻な人材不足や技術伝承の課題に着目し、独自の技術「汎知化®」と「BrainModel®」を用いて、これらの問題解決に取り組んでいます。長年培われた熟練者の知見を可視化し、データとして活用することで、企業の持続的な成長を支援するソリューションを提供しています。

独自の技術「汎知化®」と「BrainModel®」

LIGHTzの技術の中核をなすのが、「汎知化®」です。これは、ベテラン技術者の暗黙知とも言える高度なスキルやノウハウを、データとして可視化する革新的な技術です。熟練技術者への丁寧なヒアリングを通して、企業固有の技術や知識を抽出し、整理、構造化することで、誰でも容易に活用できる形に変換します。

この「汎知化®」によって抽出された情報は、「BrainModel®」と呼ばれる言語ネットワークとして体系化されます。作業のインプット、アウトプット、そしてその間のプロセス、さらには関連する工程間の関係性まで、言葉の繋がりとして明確に表現されます。この「BrainModel®」データは、様々なソリューション開発の基盤として活用され、製造現場における様々な課題解決に貢献しています。

「汎知化®」技術を活用した3Dプラットフォーム『blooplinter®』

LIGHTzは、「汎知化®」技術を応用した3Dプラットフォーム『blooplinter®』を開発・提供しています。これは、3次元CADデータに熟達者の知識や過去の成果情報を紐付けることで、開発、設計、製造現場での効率的な情報活用を可能にします。3Dモデルとテキストの両方から情報にアクセスでき、視覚的なUIにより直感的な操作性を実現しています。

『blooplinter®』は、部署や部門を超えた情報共有を促進し、開発の上流工程での改善を可能にすることで、手戻りの削減や開発期間の短縮にも貢献します。

今後の展望

今回の資金調達により、LIGHTzはさらなる事業拡大を目指します。パートナー企業との連携強化を通じて、幅広い地域の中小企業への支援を拡大し、「汎知化®」技術の普及に力を入れていきます。

LIGHTzは、日本のものづくり企業の課題解決に貢献することで、地域経済の活性化、そして地域社会の持続可能な発展に貢献したいと考えています。

LIGHTzについて

名称: 株式会社LIGHTz
URL: https://lightz-inc.com/
所在地: 茨城県つくば市千現2-1-6（つくば研究支援センター内）
代表者: 代表取締役社長CEO：乙部信吾、代表取締役COO：雲宝広貴
* 事業内容: スペシャリスト思考の「技術伝承AI」の提供と実務適用支援、「汎知化®」技術を活用したナレッジ共有プラットフォームの開発