プロ人材活用の未来を探る「HiProパートナーズフォーラム」開催報告
転職サービス「doda」などを運営するパーソルキャリア株式会社が提供するプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」は、2024年7月3日にユーザー向けイベント「HiProパートナーズフォーラム」を開催しました。
第1回目となる今回は、プロ人材活用のノウハウ・ナレッジ共有を目的としたパネルディスカッションと、参加企業とプロ人材の意見交換の場となる交流会を実施しました。
人材獲得競争の激化とプロ人材活用の必要性
深刻化する労働人口不足の影響を受け、企業にとって人材獲得はますます困難になっています。従来の雇用契約だけでは、複雑化するビジネス課題に対応しきれない状況も生まれており、プロ人材を活用する必要性が高まっています。
「HiPro」は、企業が「雇用」に捉われることなく、プロ人材を活用できる社会を目指し、サービス開始から現在までに2.7万件を超える企業とプロ人材のマッチングを実現してきました。
しかし、企業の副業・兼業受け入れ容認率は16.4%に留まり、プロ人材活用の普及には課題が残ります。多くの企業は、プロ人材活用の有効性を理解しつつも、活用場面が限定的です。その背景には、「他社事例を知る機会がないため、活用イメージが湧かない」「活用推進の方法がわからない」といった課題があると考えられます。
「HiProパートナーズフォーラム」の開催目的
「HiProパートナーズフォーラム」は、企業が抱えるこれらの疑問を解消し、プロ人材活用の可能性を広げることを目指して開催されました。本イベントでは、プロ人材活用のノウハウやナレッジを学び、企業とプロ人材の間に新たなパートナーシップを生み出すことを目的としています。
イベントプログラム:パネルディスカッションと交流会
イベントでは、プロ人材活用を実践している企業担当者によるパネルディスカッションと、参加企業とプロ人材の交流会が行われました。
パネルディスカッション
パネルディスカッションでは、「なぜ、外部人材活用が必要なのか?」「どうやって活用推進しているのか?」「外部人材活用における利点、課題点」の3つのテーマについて、活発な意見交換が行われました。プロ人材活用を実践している企業の経験談を通して、社外の知見を取り入れる必要性や、社内推進における課題などが具体的に語られました。
交流会
交流会では、参加者同士の自由な意見交換や質疑応答が活発に行われました。中には、自社の課題をプロ人材に相談する場面も見られ、情報交換を超えて、課題解決に向けた取り組みの芽生えを感じられるイベントとなりました。
「HiPro」が目指す未来
「HiPro」は、今後もこのような活動を継続することで、企業がプロ人材を活用しやすい環境づくりと情報提供に取り組んでいきます。
企業と個人の「はたらく」の可能性を広げ、多様で豊かな社会の実現を目指します。