第28回人文学・社会科学特別委員会の概要
令和7年12月5日、16時から18時にかけてオンラインで開催された人文学・社会科学特別委員会。今回の委員会では、主に人文学および社会科学研究におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)や人工知能(AI)の活用方法について議論されました。
1. 開会の挨拶と議題の確認
委員会は、参加者の自己紹介の後、主な議題として「人文学・社会科学研究におけるDX・AI活用について」が提示されました。これにより、現代の研究環境において求められる新たなアプローチがどういったものであるかを考える機会が設けられました。
2. 議題に関する配付資料
議論の基盤となったのは以下の配付資料です。
- - 【議事次第】第28回人文学・社会科学特別委員会
- - 【資料1】人文学・社会科学研究におけるDX・AI活用について
- - 【資料2】人文学・社会科学研究におけるDX・AI活用に関する聞き取り結果
- - 【資料3】人文学研究の「高度化」と「民主化」に向けたAI活用モデル
- - 【資料4】DH研究やAI for Scienceに係る権利問題の支援
これらの資料は、今後の研究進展に寄与すべく重要な情報を提供しています。
3. DXとAIに対する意見交換
特に資料1では、人文学や社会科学の分野においてAIをどのように活用するか、研究の生産性や多様性向上に向けた具体的な施策が提案されました。参加者からは、他分野との連携を強化し、データサイエンスやAIに対する教育を進める必要性について意見が挙がりました。
4. AI活用の可能性と今後の課題
資料3では、高度化と民主化の両方を目指すAI活用モデルが取り上げられ、研究者が抱える課題と期待される成果が論じられました。特に、AIを用いた研究の効率性向上だけでなく、その成果の公平な分配についても言及され、研究者が直面する倫理的ジレンマに対する意識を高める必要性が強調されました。
5. 権利問題と支援の重要性
さらに、資料4では「AI for Science」に関連する権利問題が議論されました。データの使用に関する法的な枠組みや、研究成果の取扱いについての支援体制の必要性が強調され、研究者が安心してAI技術を利用できる環境を整えることが重要であると述べられました。
6. 参加者の今後の取り組み
最後に、この会議では参加者が今後どのようにして各自の研究や教育の場においてDXやAIを取り入れていくかについての決意が表明され、意義深い意見交換がなされました。さらなる知見の蓄積と実践を期待して、委員会は閉会となりました。
お問い合わせ先
人文学・社会科学特別委員会に関するお問い合わせは、以下の連絡先までお願いします。
文部科学省研究振興局振興企画課学術企画室
電話番号:03-5253-4111(内線4226)
メールアドレス:
[email protected]
このような取り組みが、今後の人文学および社会科学の研究の発展にどのように寄与していくのか、注目が集まります。