夏休み特別企画:魚を通じて「いただきます」を再考する
近年、子どもたちが「魚は切り身で泳いでいる」と不思議に思っているという声を聞くことがあります。普段、私たちが食べている多くの食品はすでに加工され、食材の命がどこから来ているのかを考える機会は少なくなってきています。そこで、G-FACTORYが主催する体験型食育イベント、「命の授業」を提案します。このイベントでは、実際に魚を見て、触れて、味わうことで、食べることの意味を深く理解していく内容になっています。
命の授業の内容
この観察と実践を通じて、子どもたちは命の大切さについて気づくことができます。プログラムは以下の内容から成り立っています。
1.
魚の解剖見学 : プロの寿司職人が、まるまる1匹の鯛を捌く過程を観察します。内臓や骨の位置、魚の体の仕組みについて直接聞くことで、子どもたちの疑問に答えたり、体の各部位の役割を具体的に学びます。
2.
寿司握り体験 : 魚の解剖見学の後、参加者は自らの手で寿司を握ります。もちろん、握るネタは解剖した鯛や他の魚になります。この体験を通じて、単に食材を購入するのではなく、その背景にある命の物語を感じてもらいます。
3.
実食と感想シェア : 完成した寿司を実際に食べ、感想をシェアすることで「いただきます」の大切さや食への感謝の気持ちを育てます。この一連の流れを体験することで、食事は単なる栄養補給ではなく、命をいただいているという意識が芽生えます。
イベントの特徴
このイベントは小学生を主な対象とした1日完結のプログラムです。子どもたちが楽しく学びながら、感じたことをワークシートに記入することで、自分なりの自由研究にもつなげることができます。これは、食材がどのようにして我々の食卓に届くのかを理解し、感謝する心を育てる素晴らしい機会となります。
セミナーの日時と場所
- - 開催日程: 2025年8月6日(水)および2025年8月21日(木)
- - 開催時間: 18:00〜20:00
- - 会場: 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB1階
- - 対象: 小学生以上(小学生は保護者同伴)
- - 参加費: 3,000円(材料費・食事代込み)
- - 持ち物: 水筒、タオル
私たちの願い
G-FACTORYは「夢をカタチに!和食を世界に!」をスローガンに掲げ、食育を通じて次世代に和食文化を伝える取り組みをしています。このイベントが終わった後も、子どもたちが家での会話や未来の夢に活かせるような、心に残る経験になりますようにと願っています。乗り越えることができる挑戦を提供し、食と命の大切さを次世代に伝え続けていきます。
私たちの次世代を担う子どもたちに、このような“命の授業”を通じて、意識や価値観を育んでくれることを期待しています。