Anker、新たな家庭用電力供給システム「Solix Power Link」を発表。

Ankerが新たな電力供給ソリューションを発表

ポータブル電源メーカーとして知られるAnkerが、停電時の電力バックアップを実現する新たなソリューション『Anker Solix Power Link System』を発表しました。このシステムは、家庭内での電力供給をよりスムーズにし、災害時などの不安を軽減するために設計されています。

この新システムは、2025年5月22日から予約販売が開始され、6月24日より一般販売が行われる予定です。特徴は、ポータブル電源に特化した切替分電盤との組み合わせにより、マンションなどの集合住宅でも電力供給が可能であることです。これにより、冷蔵庫や天井照明など、停電時に特に重要な電化製品に対して電力を途切れることなく供給することができます。

日本は自然災害が多く、電力の備蓄が生活の一部として重要視されています。Ankerでは、これまでポータブル電源を手がけてきましたが、さらに2025年1月からは家庭用蓄電池事業にも参入。蓄電池に蓄えられた電力を、家庭内の電力システムに供給することを目指しています。

今回発表された『Anker Solix Power Link System』は、ポータブル電源の機動性と導入の簡易性を持ちつつ、家庭用蓄電池の安定した電力供給の利点も兼ね備えています。具体的には、停電発生時に特定のコンセントに分電盤を介してポータブル電源から電力を供給することで、必要不可欠な家電を継続使用できるのです。

最大の特長と導入の手軽さ

『Anker Solix Power Link System』の最大の魅力は、戸建てだけでなくマンションにおいても簡単に導入可能な点です。一般的な家庭用蓄電池は設置に高額な費用や工事が必要となる場合が多く、特に集合住宅ではその導入がハードルとなっています。しかし、Ankerのこの新システムは、分電盤の設置が約3時間で完了し、ポータブル電源を置くスペースを確保するだけで済みます。これにより、導入のためのコストも抑えることが可能となり、より多くの家庭が手に取りやすい製品となっています。

さらに、導入における顧客の負担も軽減されます。見積もりや工事の調整など、煩雑なやり取りが不要で、Anker Japanの公式オンラインストアから直接購入することができます。すでに対応しているポータブル電源をお持ちの方は、分電盤のみの購入も可能です。このように手軽に動作可能なバックアップシステムを提供することで、災害対策を簡素化しているのです。

あなたの生活を守る力に

Anker・ジャパンの代表取締役CEO、猿渡歩氏は『この度の発表を通じて、個々の家庭の電力供給とバックアップの問題を解決する一助になりたい』と語ります。ポータブル電源を活用し、さまざまな住宅タイプにフィットするシステムを展開することで、より多くの人々が安全に生活できる環境を提供することを目指しています。災害の可能性がある日本において、電力の備えがいかに重要であるかを再認識する機会となります。

さらに充実した製品群

今回の提案に付随して、Ankerはポータブル電源のラインナップをさらに充実させる予定です。『Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station』をはじめとした高性能なポータブル電源が続々と登場し、あらゆるニーズに対応可能です。

信頼性の高い日本法人として、今後もその製品はゆっくりと進化していくことでしょう。災害に備えて、充電業界をリードしてきたAnkerが提供する新たなソリューションをぜひ注目してみてください。