BEFORE VINTAGE FURNITUREがミラノサローネに全面出展
新しい家具のかたちは、どのように生まれるのでしょうか。日本のブランド、BEFORE VINTAGE FURNITUREは、2023年に設立され、将来のヴィンテージ家具としてのクオリティを追求し続けています。特に注目すべきは、2025年のミラノサローネへの出展です。この場で、同ブランドは自身の独自の理念とともに、持続可能で高品質な家具作品を披露します。
ブランドの理念
BEFORE VINTAGE FURNITUREは、時代が進むにつれて価値が生まれ続ける家具を求めています。10年後、100年後、さらにその先へと、所有し続けることでその価値が再認識される家具づくりを目指しています。特に、北海道のオホーツク地方で調達される、他の人には見過ごされがちな木材を用いた作品が、真の美しさを体現しています。
見落とされる木材の再評価
同ブランドが着目したのは「市流れ」の木材。市場では価格がつかずに、燃料やチップとして処理される運命にある木材たちです。しかし、これらの木材は高品質でありながら、ただ巡り合わせが悪かっただけ。BEFORE VINTAGE FURNITUREはその特性を見極め、職人の手によって持続可能で美しい家具に変貌させています。
ミラノサローネ2025
出展予定の家具には、#21 Chair、#41 Bench、#77 Lounge Chair、#117 Stoolなど、合計25点が含まれています。各商品にはナンバーが付与されており、一つとして同じものが存在しないため、唯一の存在としての価値を表しています。これにより、その家具がどれほど特別なものであるかが強調され、ブランドの理念を体現しています。
独自の買取制度
特筆すべきは、同ブランドが用意している独自の買取制度です。各家具には年式やデザインなどの情報が記録され、将来不要になった際には、BEFORE VINTAGE FURNITUREが買い取ります。希少性や経過年数を考慮し、購入時よりも高い価格を提示できる可能性もあるため、まるでヴィンテージワインのような価値の変化が楽しめるのです。
ブランドの強み
1.
使用する材料: 用いているのは、市場で価値が見出されなかった流れ材で、品質に問題はないにも関わらず捨てられてしまう木材を、美しさへと変換しています。
2.
技術と伝統: 高耐久を実現するため、日本の伝統技術である組み木を駆使した職人の技術が求められ、高品質の家具が生まれます。
3.
管理の徹底: 製品には全てナンバーが付与され、多角的な情報が管理されています。この情報を通じて、長く大切に使った家具の美しさが増していくことを実感できるでしょう。
4.
リサイクルの仕組み: 家具を大切に使った後は、同ブランドが定価を保証した買取を行い、その後ヴィンテージとして再販されます。
BEFORE VINTAGE FURNITUREの家具たちは、100年後にはどれほどの価値を持っているのか。また、どのように成長していくのか、それを楽しむことができるのです。ミラノサローネの展開は、同ブランドが掲げる「ヴィンテージへと変化する楽しみ」を世界に発信する絶好の機会となるでしょう。
詳細情報
出展場所: Via San Fermo7, Milan, Italy
会期: 2025年4月8日〜13日
お問い合わせは、
こちらまで。
また、詳細は公式ウェブサイト
こちら でご確認ください。