清水建設が挑む宇宙開発と月面拠点建設の全貌を知るセミナー
日本計画研究所(JPI)が主催する特別セミナーが、2025年5月23日に開催される。このセミナーでは、清水建設株式会社のフロンティア開発室宇宙開発部の主査、鵜山尚大博士が講師として登壇し、同社の宇宙開発への取り組みと月面拠点の建設に関する研究開発の具体的な事例が紹介される。
宇宙開発の新たな挑戦
清水建設は1987年から本格的に宇宙開発に取り組み、国内外の様々なプロジェクトに参加しながら多くの知見を蓄積してきた。特に、2018年に入ってからは、研究開発にとどまらず、実際の事業化への移行を図るフェーズへと進展。これは、同社が持つ技術力を活かし、新たなビジネスの創出を目指す一環である。
このセミナーでは、まず清水建設の宇宙開発における歴史や過去の取り組みについて概観する。具体的には、彼らが進めてきた多岐にわたる宇宙開発プロジェクトの中から、今後の事業展開の基盤となる3つの柱について紹介される。これらの柱は「小型衛星打ち上げサービス分野」、「衛星データ活用サービス分野」、および「月開発利用分野」である。
月面開発に向けた具体的事例
特に注目されるのは、月開発利用分野の研究開発に関する部分だ。清水建設は、国内外の月探査のトレンドを分析しながら、月面拠点を建設するための研究を進めている。今回のセミナーでは、これらの具体的な取り組みを紹介しながら、鵜山博士が担当する月面拠点建設の研究開発に焦点を当てる。
講義は以下の構成で進行する予定だ。まず、1987年から続く清水建設の宇宙開発の歴史を紹介し、その後、宇宙関連の事業化に向けた具体的な研究開発の進展を解説。最後に、今後の展望や質疑応答を通じて、参加者との交流も図る予定だ。
質疑応答とネットワーキング
セミナー終了後には、参加者と講師との間での質疑応答や名刺交換の時間も設けられている。この機会を通して、業界内の新たな人脈を築くことができるだけでなく、清水建設の宇宙開発における技術力を身近に感じることができる。
今回のセミナーは会場受講に加え、ライブ配信も行われるため、遠方にいる方でも参加可能。アーカイブ配信も用意されており、自分の都合に合わせて視聴することができる。受講料は1名あたり37,420円(税込)で、社内で複数名申し込む場合は割引も用意されている。
まとめ
清水建設が進める宇宙開発の取り組みは、ただの技術革新にとどまらず、ビジネスの新たな可能性を探るものでもある。このセミナーを通じて、彼らの具体的な研究や開発の成果を直接聞くことができ、新たな知識やネットワークを得る貴重な機会となるだろう。興味のある方は、ぜひ申し込みを検討してほしい。