2025年12月26日から、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで生後5か月のアムールトラの赤ちゃん3頭が一般公開されることが発表されました。この可愛らしい親子は、金・土・日・祝日限定でお披露目されます。公開時間は午前10時40分から午後3時30分まで。ただし、当日の開園時間に応じて変更される可能性があるため、事前に確認が必要です。
公開場所はサファリワールド内の肉食動物ゾーン、通称「トラエリア」。観覧者は「ケニア号」に乗車することで、アムールトラの親子を見ることができます。また、サファリキャラバンやジープサファリ探検ツアーに参加することでも、その姿を楽しむことが可能です。ですが、天候や動物たちの体調に応じて、場合によっては公開が休止されることもあるので、その点も留意しておきましょう。
これらのトラの赤ちゃんは、2025年7月15日に誕生しました。性別はオスが2頭、メスが1頭です。母親は2018年5月2日にソウル大公園で生まれ、父親は2017年6月15日にハーゲンベック動物園で誕生した個体です。実は、アムールトラは国際的に保護が求められる野生動物であり、個体数は500頭程度とされ、その保護活動は世界動物園水族館協会(WAZA)によって推進されています。
アドベンチャーワールドでは、アムールトラの繁殖に真剣に取り組んでおり、国内での飼育個体だけでは遺伝的多様性が保てないことから、他国からの個体の受け入れも行っています。特に2019年にはドイツからオスが、2022年には韓国からメスが受け入れられており、これが今回の赤ちゃんたちの誕生につながっています。
アムールトラは、生肉でも特に馬肉や牛肉を好んで食べる食肉目ネコ科に属する動物で、その普通は繁殖期において100日の妊娠期間を経て、1度の出産で1頭から6頭の子供を生みます。赤ちゃんの時期には目も開かず、肉体的に未熟ですが、約10日後に初めて目が開き、その後母親のもとでの生活に慣れていきます。そして、独立するまでには約2年を要することもあります。最大で20年から25年の寿命を持ち、夜行性の特性から独自の広い縄張りを持ちながら生き抜いていくのがアムールトラの本能です。
アドベンチャーワールドでは、自然や資源の循環を大事にしたSDGs活動も行いながら、動物たちが生き生きと暮らせる環境の保全に努めています。持続可能な開発目標(SDGs)を推進し、関わる人々の人生が豊かになることを目指しています。
このアムールトラの赤ちゃんがどんな姿で観覧者を迎えてくれるか、今から楽しみでなりません。ぜひこの機会を逃さず、親子の愛らしい姿を見にアドベンチャーワールドに訪れてみてはいかがでしょうか!