木曽路が環境に配慮した新しい食器を導入
近年、企業のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みがますます重要視されています。そんな中、しゃぶしゃぶや日本料理を提供する【木曽路】が一歩進んだ革新を見せています。今回は、卵殻を利用したバイオマス食器の導入実験についてお伝えします。
卵殻を活かしたバイオマス食器の導入実験
木曽路が選んだのは、卵殻を主成分とする新しい食器です。このバイオマス食器は、卵殻を焼却処理するのではなく、固形化して使用します。これにより、二酸化炭素の排出を削減できるだけでなく、従来の陶器製品に比べて破損のリスクが低く、より持続可能な選択肢となります。
この新食器は、卵殻とパルプを50%以上使用しており、90%以上が炭酸カルシウムで構成されています。これにより、軽量化が進み、スタッフの作業負荷の軽減にも寄与します。さらに、卵アレルギーの原因となる成分は含まれていないため、安心して使用することが可能です。
導入実験が行われる店舗
このバイオマス食器の導入実験は、以下の店舗で2024年10月に行われる予定です:
- - 東日本地区:銀座五丁目店
- - 中部地区:東名店、瀬戸店
- - 西日本地区:上本町店
これらの店舗で実験的に新食器への切り替えが行われ、今後の展開に向けたフィードバックが期待されます。
木曽路グループの他の取り組み
木曽路は、卵殻の利用だけでなく、フードロスの削減や太陽光発電設備の設置、ペーパーレス化など、様々な環境への配慮を行っています。これらの取り組みを通じて、限りある地球資源の有効利用に努め、持続可能な循環型社会の実現を目指しています。
「木曽路」の特徴
木曽路は、全国に126店舗を展開する和食レストランです。新鮮な和牛や国産牛を使ったしゃぶしゃぶが主力メニューで、創業から受け継がれる秘伝のごまだれが特徴です。全国各地から厳選された高品質な食材を使用して、来店客にその特別な味を提供しています。
木曽路の新しい試みは、ただ美味しい料理を提供するだけでなく、地球環境への配慮も含めた持続可能な経営へとつながっています。今後の展開にも注目が集まります。